SRX1600ファイアウォール

SRX1600ファイアウォールは、企業のキャンパスネットワークを保護し、中小規模のデータセンターでは境界ファイアウォールとして機能します。電力効率に優れた1 Uデバイスであり、ラックユニットあたり最大24 Gbpsのファイアウォールスループットを実現し、有線速度のMACsecにより移動中のデータを保護する25 Gbpsインターフェイスをサポートします。

この次世代ファイアウォール(NGFW)には、ゼロトラスト機能、EVPN-VXLANファブリック統合、AI予測による脅威防御、高いポート密度を備えており、ネットワークを確実に保護します。SRX1600は、Juniper Security Director Cloudで一元管理でき、侵入検出および侵入防止、アプリケーションの可視化と制御、コンテンツセキュリティ機能(アンチウイルス、スパム対策、Webフィルタリングを含む)をサポートしています。

SRX1600は、ジュニパーのConnected Security Distributed Services Architectureに不可欠であり、企業がネットワーク全体でゼロトラストを運用できるようサポートします。

製品の方向性に関する記述

主な特長


ファイアウォールパフォーマンス(最大)

24 Gbps

IPSパフォーマンス

21 Gbps

VPNパフォーマンス

18 Gbps

最大同時セッション数

2 万

特長とメリット

分散型セキュリティサービス

SRX1600は、ジュニパーのConnected Security Distributed Services Architectureの一部です。単一障害点を排除し、シャーシのサイズやフォームファクターに伴う制約を取り除くことができます。フォームファクターに関係なく、水平方向に柔軟に拡張し、すべてのセキュリティサービスを1つの論理ユニットとして管理することで、複雑さを伴うことなく無限に近い拡張性を実現します。

AIと自動化

このファイアウォールのAI予測による脅威防御機能は、攻撃ライフサイクル全体にわたって既知の脅威とゼロデイ脅威をラインレートで阻止します。これにより、初期および後続の攻撃からネットワークを安全に保つことができます。自動化と単一のポリシーフレームワークにより、簡単にポリシーを構成し、管理できます。それらのポリシーは、ユーザー、デバイス、データがどこに移動しても適用されます。

実証済みの効果

Juniper Advanced Threat Prevention、およびSRXシリーズファイアウォールの侵入検知/防御機能は、過去4年間にわたり、最も効果的なソリューションであることがCyberRatingsやその他の客観的なサードパーティテストで証明されています。

ゼロトラストセキュリティを搭載

SRX1600では、暗号によって署名された、一意の802.1AR標準デバイスID(DevID)がTrusted Platform Module(TPM)2.0に保存されています。DevIDは、ハッカーによるなりすましのリスクを緩和するために、製造時にインストールされます。

EVPN-VXLAN

EVPN-VXLAN(EVPNタイプ5ルート)の構成サポートにより、EVPN-VXLANファブリック全体にセキュリティが組み込まれます。これにはアンダーレイからオーバーレイまで、ワークロードが存在するあらゆる場所が含まれます。

使いやすいGUI

オンボックスGUIでは、自動プロビジョニング、ファイアウォールポリシー管理、ネットワークアドレス変換(NAT)、IPsec VPN導入の一元管理が可能です。

Juniper Secure Connect

柔軟性の高いジュニパーのSSL VPNとIPsecアプリケーションを使用することで、動的で適応性が高く、セキュアな方法で、企業リソースやクラウドリソースへのVPNアクセスをリモート従業員に提供できます。

Security Director Cloud

Juniper Security Director Cloudを使用することで、オンプレミス、クラウドベース、クラウド配信、ハイブリッドセキュリティ導入のすべてにおいて、シンプルでシームレスなファイアウォール管理エクスペリエンスを実現できます。途切れることのない可視性、ポリシー設定、管理、収集した脅威インテリジェンスを、すべて1つのインターフェイスで一元管理できます。

99.7% セキュリティの有効性

ジュニパーは、CyberRatingsの『2024クラウドネットワークファイアウォールレポート』において、悪用ブロック率99.7%、誤検知ゼロを獲得しました。

 

レポートを読む(英語)

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セキュリティ

ネットワーク脅威を認識させましょう。Juniper Connected Securityは、クライアントからクラウドにいたるまで、ネットワーク全体のすべての接続ポイントにセキュリティを拡大することで、ユーザー、データ、インフラストラクチャを保護します。

次世代ファイアウォール

ジュニパーの次世代ファイアウォールは、IDベースのポリシー、マイクロセグメンテーション、VPN接続、検証済みの脅威の防御を通して攻撃のリスクを軽減し、データ、ユーザー、デバイスの細部にわたる管理を提供します。

SD-WAN(Software-Defined Wide-Area Network)

AIベースのインサイトと自動化により導入を簡素化し、トラブルシューティングにかかる時間を短縮する一方で、トンネルフリーアーキテクチャが非効率性、拡張上の制限およびレガシーソリューションに対するコスト上の制約を排除します。

SRX1600ファイアウォールに関するFAQ

SRX1600ファイアウォールとは何でしょうか?

SRX1600は、コンパクトな1U、電力効率に優れたフォームファクタを採用した高性能な次世代ファイアウォールです。高いポート密度と複数の構成オプションを提供します。このセキュリティデバイスは、ラックユニットあたり24 Gbpsのファイアウォールスループットを提供し、有線速度のMACsec暗号化により、25 GbEインターフェイスをサポートします。侵入検知と防御、アプリケーションの可視化と制御、コンテンツセキュリティ、EVPN-VXLAN、ゼロトラスト機能が統合されており、プライベートおよびパブリックIT、クラウド環境全体で一貫して機能し、シングルユーザーインターフェイスで管理できます。

SRX1600ファイアウォールの主なメリットは何ですか?

主な3つのメリットについて説明します。

  • ファイアウォールは、ジュニパーのConnected Security Distributed Services Architectureに導入可能で、ネットワーク全体でゼロトラストを運用できます。
  • 2x25 GbEインターフェイスなど、ポート密度が高く、拡張性に優れ、投資を保護できます。
  • ファイアウォールは、多数の高度なセキュリティサービスを共通のプラットフォームに統合しており、すべてのサービスをJuniper Security Director Cloudによって管理可能です。このため、ユーザー、デバイス、アプリケーションの場所を問わず、ネットワーク全体に一貫したセキュリティポリシーを導入して適用できます。

SRX1600ファイアウォールは、どのような企業を対象にしていますか?

キャンパスネットワークのセキュリティを確保したい企業や、中小規模のデータセンター向けの境界ファイアウォールを探している企業にとって、SRX1600は効果的です。また、企業のエッジ、データセンターのエッジ、ローミング、大規模支店でのSD-WAN、SD-WANセキュアハブのユースケースをサポートします。

SRX1600ファイアウォールを購入するには、どうすればいいですか?

エキスパートで構成されるジュニパーのチームは、最初から最後までずっとお客様をサポートする体制を整えています。ビジネスニーズに最適なSRXシリーズファイアウォールに関するガイダンスと推奨事項については、ジュニパーの営業部門にお問い合わせください

製品の方向性に関する記述

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