マネージドサービスを提供するAIネイティブキャンパスおよび支社/拠点ソリューション

ジュニパーは、有線、無線、SD-WANおよびセキュリティソリューションを提供しており、サービスプロバイダはこれらを使用してAIOpsベースのマネージドサービスを構築およびプロビジョニングすることができます。たとえば、プロバイダは、企業のお客さま向けにマネージドSD-WAN、SD-LAN、SD-branch、セキュリティおよび室内無線位置情報サービスなどを展開することができます。Mist AI™とJuniper Mist Cloudを搭載したソリューションにより、クライアントからクラウドまでのネットワークアシュアランスが可能になります。

• プロバイダは、すべてのエンドユーザーのリアルタイムのサービスレベルエクスペリエンス（SLE）を確認し、測定することができます。
• Mist AI機能から得られるインサイトと自動化されたアクション（ディープラーニングや自然言語処理など）は、業界では独自のものであり、プロバイダはユーザーエクスペリエンスを保証することができます。  
• プロバイダは、差別化された業界をリードするサービスを提供することで、新しい収益源を創出しながら、自社の運用を簡素化し、統合することができます。 

ジュニパーAIネイティブキャンパスおよび支社/拠点ソリューションは、マネージドサービスとして、以下のような主要な企業ワーキング上の課題に対処します。

• 従来のエンタープライズネットワーキングの導入は面倒なもので、運用コストも高いものでした。
• アプリケーション、ユーザー、デバイス、クラウドサービスの増加に伴い、複雑さも増加しています。
• 企業は、ユーザーエクスペリエンスが収益にどのように影響するのかとその理由、および関連する修正事項に優先順位を付ける方法について十分に理解していません。  

サービスプロバイダは、優れたエンドツーエンドのユーザーエクスペリエンスを提供し、コストを削減しながら、IT運用チームの負担を軽減する最新のクライアントからクラウドへのネットワーキングをお客様に提供することができます。MSPダッシュボードでは、ネットワーク、デバイス、セッション、およびユーザーレベルでのパフォーマンスをリアルタイムで可視化することができるため、プロバイダは複数のSLEメトリックを測定することができます。これにより、ユーザーに影響を与える前に問題に事前対応し、サービスレベルに対する期待を常に満たすことができます。

サービスプロバイダのお客様が、統合された管理プラットフォーム、事前対応型のユーザーエクスペリエンスのインサイト、および自動化されたトラブルシューティングから得られるメリットの一例は次のとおりです。

• アプリケーションパフォーマンスの最適化
• 応答時間の短縮
• 平均修復時間（MTTR）の短縮
• より効率的なトラブルシューティングとメンテナンスにより、OpExを最大85%削減

ジュニパーAIネイティブマネージドサービスは、複数の独自の機能を搭載しており、プロバイダは導入とトラブルシューティングに関連するコストを削減することができます。以下がその例です。

• MSPダッシュボードにより、事業者はフルスタック全体のユーザーエクスペリエンスに関するインサイトが表示される単一のビューで、自社のお客様全体の状態を確認することができます。
• 構成テンプレートとゼロタッチプロビジョニング（ZTP）により、迅速な導入が可能になり、資金調達までのリードタイムを短縮することができます。
• ServiceNowを統合することで、プロバイダは設定および導入プロセス全体を自動化するオプションを得ることができます。

サービスの稼働後は、ジュニパーのAIネイティブ機能が管理上の課題を合理化します。たとえば、Marvis Minisは常にバックグラウンドで動作し、ネットワーク障害点を事前に特定し、自動パケットキャプチャを収集することで、問題を再現する必要性を解消します。さらにMarvis Actionsからは推奨されるアクションが提供され、平均修復時間がさらに短縮されます。

ジュニパーAIネイティブマネージドサービスには、ジュニパーセッションスマートルーターのほか、有線および無線アクセス、ネットワークアクセス制御（NAC）、ファイアウォール向けのハードウェア製品も含まれています。

ジュニパーAIネイティブネットワーキング機能を使用して、提供するマネージドサービスを作成することで得られるメリットは次のとおりです。

• エンドツーエンドの可視化：サービスプロバイダは、有線および無線LAN、さらにWAN全体のSLEを測定することができるようになり、ユーザーエクスペリエンスを継続的に最適化するために必要なインサイトを得ることができます。
• 比類のない俊敏性：マイクロサービスベースのクラウドを採用することで、あらゆる主要なバーチカル業界内の様々な規模の企業顧客ネットワークを拡張できる俊敏性と弾力性が得られます。
• シームレスな統合：共通のAIエンジンを搭載した単一の統合ネットワークを活用して、セキュリティを含むすべてのネットワークドメインでクライアントからクラウドへの接続とサービス保証を行い、運用を簡素化できます。
• 付加価値のある機能：正確な道案内やアセットの追跡をサポートする業界有数の屋内位置情報サービスなど、高度な無線オプションを提供します。

AIネイティブキャンパスおよび支社/拠点は、ジュニパーのセキュアAIネイティブエッジと統合して、ネットワーキングとセキュリティを単一のインターフェイスに統合することができます。完全な環境に対する可視性、セキュリティ構成に関する全コンテキスト、セキュリティアクションがネットワークに及ぼす影響に関するインサイトが得られ、すべてにMistコンソールからアクセスできます。この統合により、ネットワーキングチームとセキュリティチーム間のコラボレーションが合理化され、脅威の特定と解決が迅速化されてユーザーエクスペリエンスが向上し、責任の押し付け合いがなくなります。

新たにジュニパーの業界をリードするAIネイティブネットワーキングプラットフォームに追加されたセキュアAIネイティブエッジには、Juniper Mistの受賞歴のあるAIネイティブ運用およびクラウドネイティブ運用と、ジュニパーファイアウォールの業界をリードする有効性が組み合わされており、シームレスで拡張性があり、正確なポリシーの設定、施行、管理を実現します。ジュニパーはこれらの要素を組み合わせることで、優れたSD-WANおよびSSEソリューションで構成された魅力的なセキュアアクセスサービスエッジ（SASE）ソリューションを構築しています。セキュリティとネットワークポリシーが、ユーザーからデータセンターへの接続をシームレスに追跡するソリューションであり、将来のお客様のニーズに対応するための、ユニバーサルゼロトラストネットワークアクセス（UZTNA）に対するジュニパーのビジョンを示しています。

急速に進化するデジタル時代において、ネットワークセキュリティは企業にとって不可欠なものですが、従来のソリューションでは不十分であることが多く、複雑でコストがかかるものになりつつあり、新たな脅威に対して効果がありません。個別の製品に依存するとサイロ化が生じ、セキュリティ態勢、ネットワークパフォーマンス、生産性が低下します。セキュアAIネイティブエッジは、すべてのドメインでセキュリティとネットワーク運用を簡素化して統合することでこれらの課題に対処し、最終的に総所有コスト（TCO）を削減します。

ジュニパーコンサルティングやトレーニングアシスタンスなどの導入オプションの詳細については、当社のソリューションガイドAIドリブンエンタープライズ向け支社/拠点ネットワークを実装するをご覧ください。このガイドでは、Day 0からDay 2以降の運用について詳しく説明しています。