ジュニパー、業界唯一のAIネイティブクラウドサービス、およびインテントベースネットワーキングにより、 データセンターアシュアランスを変革

これまでにない柔軟な設計と管理の容易さで、データセンターネットワークの自動化を実現

セキュアなAIネイティブネットワーキングのリーダーであるジュニパーネットワークス(本社:カリフォルニア州サニーベール、NYSE: JNPR)は本日、データセンターアシュアランス(信頼性)を向上する新たな強化を行ったことを発表しました。これによりネットワークの運用に可視化、分析、自動化がもたらされ、卓越したユーザーエクスペリエンスが実現します。柔軟な設計と容易な管理によりジュニパーのデータセンターネットワーキングソリューションは、新しいクラウド型のサービスを統合します。これらのサービスはAIを活用することで、従来型アプリケーションのワークロードと最先端のAIワークロードの両方において、より高度な分析を行い、継続的な最適化と迅速なトラブルシューティングを可能にします。さらに、ジュニパーはデータセンター運用状況を分析・検証する新機能を追加し、遠隔測定データを充実させることで、データセンターアシュアランスとあわせて、導入・展開にかかる時間を最大85%短縮、また場合によりOPEXコストの最大90%削減できるようになりました。

ジュニパーのデータセンターネットワーキングソリューションは現在、QFXシリーズスイッチEXシリーズスイッチPTXシリーズルーターACXシリーズルーター、高性能なSRXシリーズファイアウォールで構成されており、データセンターアシュアランスソフトウェア「Juniper Apstra」と仮想ネットワークアシスタント(VNA)「Marvis™」によって管理されています。ジュニパーのAIネイティブネットワーキングプラットフォームにおいて中核を占める同ソリューションは、適切なデータを活用してリアルタイムで適切な応答を返すことにより、信頼性の高いデータセンターネットワーキングを実現します。これにより、マルチベンダーのインテントベースネットワーキングやスイッチ管理、事前対応型のAIOps、知識ベースに対するクエリ実行のための生成AI対話型インターフェースといった独自の機能を実現します。従来型のデータセンターから、AIトレーニング、推論、ストレージクラスター向けの新しいデータセンターに至るまで、ジュニパーは卓越した性能だけでなく、業界最高水準の柔軟性、運用のシンプルさ、スイッチ管理、事前対応型のAIOps、知識ベースに対するクエリ実行のための生成AI対話型インターフェースを兼ね備えます。

データセンター運用を簡素化し、ネットワーク性能をより最大化するために、ジュニパーはソフトウェアに新しく独自の強化を行いました。これには以下の内容が含まれます。

アプリケーションの可視化とアシュアランスを向上し、パフォーマンスを最適化することで、平均修復時間(MTTR)を短縮する新しいAIネイティブクラウドサービス。今年初めに発表されたAIネイティブクラウドサービス「Marvis VNA for Data Center」を補完するために、ジュニパーはService AwarenessとImpact Analysisという2つの新しいデータセンタークラウドサービスの提供を開始します。

  • Service AwarenessはAIOpsを活用してアプリケーションやサービスのデータをジュニパーのネットワークナレッジグラフに追加し、アプリケーションおよびネットワークの可視性を向上させます。 Service Awarenessを使用すると、アプリケーションやサービスの接続先、ネットワークの通信方法、消費するリソースについて理解を深められるため、直接的な分析によりImpact Analysisなど追加の保証機能に役立てることができます。
  • Impact AnalysisはService Awarenessを基盤としており、トラブルシューティングおよび問題解決を迅速化すると同時にアプリケーションアシュアランス(信頼性)を向上します。AI/MLは特定した問題と影響を関連付け、どの問題がアプリケーションに影響していて、どの問題が無関係であるかを明確に表します。さまざまな時間帯の状態を比較することで、一時的な問題の特定および解決を改善します。

Service AwarenessとImpact Analysisは、Juniper Apstra Premiumライセンス体系で追加料金なしで利用いただけるようになりました。また、Juniper Apstra Cloud Servicesスイートの最初のアプリケーションである「Marvis VNA for Data Center」は、3種類のJuniper Apstraライセンス体系(Standard、Advanced、Premium)のすべてで追加料金なく引き続き利用いただけます。これら3種類のデータセンタークラウドサービスは、ジュニパーの実績あるマイクロサービスクラウドアーキテクチャを基盤として構築されており、規模、レジリエンス、およびパフォーマンスを最大化します。たとえば、フォーチュン誌のトップ10社のうち5社がジュニパーのマイクロサービスクラウドアーキテクチャを使用しています。

インテントベースのネットワーキングへの継続的な投資により、運用担当者のエクスペリエンスを改善すると同時にアプリケーションのパフォーマンスをさらに最適化します​。ジュニパーは、データセンターアシュアランスにおけるインテントベースのネットワーキング分野で業界をリードしています。そのようなリーダーシップを土台として実施されたJuniper Apstraの最新リリース(バージョン5.0)は、既存ユーザーにとってシームレスなアップデートが可能で、データセンター運用のさらなる簡素化に重点を置いた100以上の新機能を加えています。例として、以下が挙げられます。

  • 複雑なEVPN運用をシンプルにするEVPN分析を強化
  • インテントベースのアナリティクス(IBA)に関する簡単操作ボタンやビジュアルガイドなどにより、  これまで以上に迅速にローデータを実用的な分析情報に変換
  • マルチベンダー環境でベンダー固有の競合を排除しながらネットワークへの影響を避けるために、スイッチポートの検証を簡素化
  • 既存のトラブルシューティングを支援するデータとして、あるいはAIベースの事前対応型のメンテナンスアプリケーションの基礎となるデータとして、トラフィック、スイッチ健全性、光学機器、電源装置、ファン、温度の状態といったテレメトリデータを拡張

お客様の声

Avera Health ネットワークエンジニアリングマネージャーのマット・シュローダー(Matt Schroeder)氏は、次のように述べています。

「北中西部における有力な非営利医療システムであるAveraにとって、ネットワークは最高の患者ケアを提供するために不可欠です。ジュニパーのインテントベースネットワーキングソリューションは、以前から私たちのデータセンターインフラストラクチャの信頼性を向上し、運用を簡素化してくれました。現在、私たちは新しいクラウドサービスとAIOps機能も活用しており、いち早く成功を収めています。新しいアプリケーション保証機能を使用できる機会にワクワクしていますし、従業員や患者の体験をさらに向上できることを期待しています」

IDC 主任研究員、ネットワークオブザーバビリティ&オートメーション担当のマーク・リーリー(Mark Leary)氏は、次のように述べています。

「今日の高度に接続されたデジタルビジネス環境では、ネットワーク設計および運用の担当者の負担がますます大きくなっています。AIOpsの発展、インテントベースのネットワーキング、アプリケーションインテリジェンスは、ネットワークインフラストラクチャの回復力と応答性を強化し、より正確で事前対応型のネットワーク管理手法を実現してくれるため、こうした負担の軽減手段として待ち望まれていたものです。ジュニパーのAIネイティブネットワーキングプラットフォームの最新の強化によって、データセンター事業者がよりアプリケーションへの意識を深めて、エンドユーザーエクスペリエンスを改善するアプリケーションアシュアランスを実現できるでしょう」

Presidio最高収益責任者のヴィンス・トラマ(Vince Trama)氏は、次のように述べています。

「私たちは、ファブリックの設計、導入・展開、継続的な運用の最適化を目的としてApstraを採用するお客様が、着実に増加している状況を見ています。新しいクラウドおよびAIOps機能は、ジュニパーがNetDevOpsチームに運用上の価値をさらに強固なものにしており、自動化され高い拡張性で導入や管理が容易にできるデータセンターネットワーキングソリューションをお客様に提供するPresidioの助けとなるものです」

ジュニパーネットワークス AIデータセンター担当SVP兼GMのプラヴィーン・ジェイン(Praveen Jain)は、次のように述べています。

「当社は、Mist AI™による業界でも卓越したAIOps機能と、Apstraを駆使した強力なインテントベースネットワーキング機能を開発してきました。これら2つの技術が連携し、データセンターを運営するお客様にとってこの上ないエクスペリエンスをお届けします。Apstra Cloud Servicesによる新しいクラウドおよびAI機能の追加により、当社のデータセンターソリューションの強みがさらに広がります。高性能で低遅延、マルチベンダーのネットワークで、導入と運用が簡単かつ迅速で、経済的なデータセンターソリューションを構築するのであれば今が最良の時期です」

参考資料

※本リリースはジュニパーネットワークス本社が2024年9月10日(現地時間)付けで発表したニュースリリース(英語)の抄訳版です。

ジュニパーネットワークスについて

ジュニパーネットワークスは、「接続できること」と「優れた接続体験」は異なると考えています。 ジュニパーネットワークスのAI-Native Networking Platformは、AIを活用し、エッジからデータセンター、クラウドまで、最高かつ最も安全なユーザー体験を提供するために構築された独自のプラットフォームです。
詳細な情報は、以下をご覧ください。
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