ジュニパーネットワークス、業界初で唯一のマルチベンダー対応 インテントベースネットワーキングソリューションの強化を発表
最新のJuniper Apstraでは、ターンキーのマルチベンダーフロー機能、強化されたデータ収集・可視化、Terraformによる自動プロビジョニングが提供され、優れた効率性とエクスペリエンスを実現
ジュニパーネットワークス(本社:カリフォルニア州サニーベール、NYSE: JNPR)は本日、プライベートデータセンターインフラの導入および運用を促進し、通信事業者のエクスペリエンスを強化するJuniper® Apstra®の新機能を発表しました。グラフデータベースによるデータ収集および可視化の簡素化、マルチベンダーのスイッチによるフローデータの統合強化、Terraformによるプロビジョニングの自動化など、エクスペリエンス重視のデータセンター向けの新機能により、ジュニパーのお客様はインテントベースのネットワーキングおよび信頼性の高いデータセンターの自動化を実現するソリューションとしてApstraを引き続き活用いただけます。また、管理機能もさらに強化され、プライベートデータセンターをクラウドベースのインフラと同様に柔軟かつ機動的に運用することも可能になります。
予算の制約、人材不足、複雑性の増大より、データセンター運用の自動化ニーズはますます高まっています。Juniper Apstraは、インテントベースネットワーキングのパイオニアとして、マルチベンダー環境のデータセンターネットワークの設計、導入、運用を自動化し、検証します。それに加え、運用中の予測、分析、トラブルシューティングに役立つ、信頼できる唯一の情報源を提供します。Apstraソフトウェアの最新リリースでは、ジュニパーのお客様とパートナーに以下の機能を提供します。
- シンプルなデータ収集と可視化:ユーザーは、Apstra独自の高性能グラフデータベースを土台に、ネットワーク運用の遠隔測定と可視化のためのインテントベースの分析プローブを容易にカスタマイズし、Apstra 4.2.0に搭載された新しいデータベースクエリインターフェイスを使用して、データを簡単に探索、視覚化できるようになりました。コード不要の使いやすいユーザーインターフェイスにより、新規ユーザーが簡単にデータベースにクエリを行い検索できるのと同時に、経験豊富なユーザーはカスタマイズされたグラフクエリを作成できます。
- 統合されたフローデータによる全面的なネットワーク可視性:Apstraを介したマルチベンダーのフローデータは、ネットワークを通過するアプリケーショントラフィックフローの詳細な分析とインサイトを得るための詳細な可視性を提供します。そのため、別のモニタリングシステムを設ける複雑さとコストは不要となります。これらの機能は、Apstraの遠隔測定および分析機能と組み合わせることでトラブルシューティングを簡素化および迅速化し、より優れたパフォーマンス管理、容量計画、およびコスト管理を可能にし、ベンダーを問わず、セキュリティとコンプライアンスを向上させます。
- Terraformによるネットワークプロビジョニングの自動化と合理化:現在、TerraformのIaC(infrastructure-as-code)プラットフォームをパブリッククラウドの自動化に使用している企業は、Apstra向けTerraformプロバイダーを使用して、APIプログラミングをすることなくApstraを通じて設定をデータセンターに自動的にプッシュできます。TerraformとApstraはネットワーク運用を簡素化することで新しいサービスの提供を加速し、クラウドのシンプルさと俊敏性をモデルにしたデータセンターソリューションを企業に提供します。
これらの機能をApstraの既存のインテントベースネットワーキング機能やJuniper Validated Designsと組み合わせることで、企業はデータセンターのアーキテクチャを簡素化および標準化し、ハイパースケーラーのような効率性を実現できます。こうした最新機能は、高性能なインテントベースのネットワーキング基盤を通じて、マルチベンダーに対応したライフサイクル全体のデータセンター管理を実現するというApstraのビジョンをさらに推し進めるものです。
ジュニパーネットワークスの製品担当副社長であるマンスール・カラム(Mansour Karam)は、次のように述べています。「ビジネス需要が高まる中、企業はIT担当者が複雑さを解消しながら信頼性を維持したデータセンターを管理できるようにするため、利用しやすく直観的な設定・運用ソリューションを必要としています。Apstraの新機能は、自動化と俊敏性を優先した使い勝手のよいデータセンターネットワークに向けた当社の取り組みに基づいており、プライベートクラウドのシンプルな設計、導入、運用を可能にするとともに、組織の幅広いIT運用に無理なく適合します」
本リリースへのコメント
Futurum、リサーチディレクター、ロン・ウェストフォール(Ron Westfall)氏
「企業がコスト管理と柔軟な拡張に合致したデータ配信の加速を優先する今日の環境において、データセンター運用は、ビジネス価値を提供する上で極めて重要な役割を担っています。企業は、パブリックとプライベートの両方のインフラにおいて、進化するユースケースに対応した、より簡素で俊敏なネットワーク運用をこれまで以上に必要としています。Apstraは、市場で唯一のマルチベンダー対応のインテントベースネットワークソリューションであり、これによりジュニパーネットワークスは、Day 2以降の運用にクラウド並みの効率性を組み込み、画期的なパフォーマンスを実現できます」
Atos、インフラ担当バイスプレジデントCTO、リー・ライト(Lee Wright)氏
「Atosは世界的なシステムインテグレーターとして、お客様のビジネスに迅速な変革、適応、イノベーションをもたらす柔軟なシステムを提供しています。Apstraの強化された新しい自動化機能と直観的な設計により、当社はデータセンターネットワークのナビゲーションと構成が容易になり、複雑さの軽減、運用の効率化が可能になります。さらに、当社はさまざまな業界のお客様をサポートしており、要件によってネットワークアーキテクチャが異なります。他のデータセンター管理ツールやサービスとシームレスに統合できることで、当社は顧客ごとのニーズに最適なテクノロジーを活用できるようになります」
Raiffeisen Informatik、ITアーキテクト、エルネスト・アルトバート(Ernest Altbart)氏
「ジュニパーネットワークスによって、当社はデジタル革新が可能になり、業務効率が高まり、市場全体の人材不足にもかかわらずエンジニアリングを合理化できました。Apstraは、銀行業務のニーズを効率的にサポートする標準化されたネットワークサービスを提供しつつ、当社のデータセンター運用を進化させました。信頼性の高い自動化により、当社は競争の激しい市場で優秀な人材を確保するのに不可欠な戦略的な取り組みに集中できます。さらに、Apstraのマルチベンダー互換性は、オープンアーキテクチャを進める当社の方針と一致しています。Apstraとジュニパーのスイッチを組み合わせることで、当社の戦略を支える素晴らしい相乗効果が生まれました」
参考資料:
- ブログ:拡張されたJuniper Apstraの自動化機能により、プライベートデータセンターの運用をクラウドと同じくらい簡単に
- Juniper Apstraの詳細
- Juniper Apstraデータシート
- Juniper Apstraの概要
- データセンターソリューションの詳細
- ITネットワークソリューションの詳細
- 本リリースはジュニパーネットワークス本社が2023年9月20日(現地時間)付けで発表したニュースリリース(英語)の抄訳版です。
Terraform ®はHashiCorpの登録商標および製品です。Juniper NetworksはHashiCorpのアライアンスパートナーです。
ジュニパーネットワークスについて
ジュニパーネットワークスは、ネットワーク運用の大幅な簡素化とエンドユーザーのエクスペリエンス向上に注力しています。当社のソリューションは業界をリードするインサイト、自動化、セキュリティ、AIを提供し、真のビジネス成果をもたらします。人々のつながりを強化することにより、福祉、持続可能性、平等性といった世界的な課題を解決できると確信しています。ジュニパーネットワークスに関する詳細な情報は、以下をご覧ください。http://www.juniper.net/jp/、Twitter、Facebook、YouTube、J-Net(最新情報提供サイト)
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