ジュニパーネットワークス、SASEに対応したクラウドベースのポータル「Juniper Security Director Cloud」を発表
ユーザー、アプリケーション、インフラを保護し、 SASEアーキテクチャへのシームレスかつセキュアな移行を実現
ジュニパーネットワークス(本社:カリフォルニア州サニーベール、NYSE: JNPR)は本日、接続性とセキュリティのサービスを拠点、ユーザー、アプリケーションに分散し、顧客のSASEトランスフォーメーションを管理するクラウドベースのポータル「Juniper® Security Director Cloud」を発表しました。
5Gの普及や従業員の分散などにより、企業のビジネスやネットワークの構築方法が変化しています。そうした中、企業だけでなくクラウドプロバイダやサービスプロバイダも、一元化されたモノリシックなデータセンターアーキテクチャから、世界中のエンドユーザーの近くでサービスを提供するSASE型の分散型アーキテクチャへと移行しつつあります。
ジュニパーネットワークスの「Security Director Cloud」は、オンプレミスでもクラウドでも、場所を問わずに管理できるセキュリティを提供することで、企業が現在導入しているセキュリティからSASEへの移行を促進します。「Security Director Cloud」によってもたらされるメリットは、以下のとおりです。
- エクスペリエンス主導型の管理でネットワークトランスフォーメーションを促進:「Security Director Cloud」は、アーキテクチャの移行と分散型セキュリティの導入に伴うコストを削減します。ゼロタッチプロビジョニングと直感的な設定ウィザードにより、オンプレミスとクラウドベースの両方に対するセキュリティポリシーによって、セキュアな接続性、コンテンツセキュリティ、高度な脅威防御を実現します。さらに、クラウドホスト型およびオンプレミスの管理と個別のファイアウォール間における多方向の同期により、一貫した管理を提供し、SASEアーキテクチャへのシームレスかつセキュアな移行をサポートします。
- 物理/仮想/クラウドベースにわたる一元化されたセキュリティポリシー:ユーザーおよびアプリケーションベースのアクセス、IPS、マルウェア対策、Webセキュリティなどのセキュリティポリシーを作成し、ユーザー、デバイス、アプリケーションが新しい場所に移動しても、それらを追跡して自動的に適用します。従来のセキュリティとクラウドによるセキュリティの間でポリシーを統一することで、プラットフォーム間でポリシーを再作成する際に必要な運用コストを最小限に抑え、ヒューマンエラーにより不用意に生じる攻撃ベクトルを削減します。
- 検証済みのセキュリティ有効性:ジュニパーネットワークスは、サードパーティにより実証されたサイバー攻撃に対する保護を提供しており、ネットワークとアプリケーションのエクスプロイト、新しいマルウェアやコモディティ化したマルウェア、IoTボットネットのほか、エッジとデータセンターを標的とするその他の攻撃に対して、99%を超える有効性を示しています。これには、CyberRatings.orgの評価において、エンタープライズファイアウォール分野の主要なセキュリティベンダーと比較して99.5%という最高水準のセキュリティ有効性と、2020年第4四半期の「ICSA Lab Advanced Threat Defense」のテストで達成した100%のブロック率およびフォールスポジティブがゼロの評価が含まれています。「Security Director Cloud」は、こうした実績を誇る脅威防御テクノロジーによって強化されたポリシーを提供し、アプリケーションへの迅速なアクセスと一貫性のあるセキュリティを実現します。
- 「Security Director Insights」によるネットワーク全体の脅威の可視化:「Security Director Cloud」は、他のベンダー製品からの検知を含む脅威検知情報を攻撃のタイムラインに統合し、ネットワーク全体の攻撃の相関性を可視化し、脅威を減らすために防御の隙間に即座にワンタッチで対応できるようにします。
ジュニパーネットワークスは、セキュリティプロバイダとして継続的な成長を続けており、業界で各種の賞を獲得し、実績が認められています。2021年4月に発表されたGartner Peer Insights「Voice of the Customer」のネットワークファイアウォール部門で「Customers’ Choice」に選出されたほか、CRNによる「Top-20 Coolest Network Security Vendor」に2年連続で選出されています。また、2021年第1四半期にセキュリティ分野において前年比で2桁成長を達成しており、これにはあらゆる産業分野の顧客が含まれています。ジュニパーネットワークスは、ネットワークの変革とSASEアーキテクチャの導入において独自の位置付けを獲得しており、今回発表した「Security Director Cloud」と128 Technology社の買収に伴う「Session Smart」SD-WANによって、ネットワークとセキュリティを統合し、自社の「コネクテッドセキュリティ」戦略に沿ってオンプレミスと分散化された従業員をサポートします。
参考資料:
- 本件に関するブログ:ジュニパーのSASE用向けポータル、Juniper® Security Director Cloudのご紹介
- 本件に関するウェブサイト
- 製品&ソリューション:
- 「CyberRatings.org Enterprise Firewall」のレポート(英語)
- 「ICSA Labs Advanced Threat Defense」のレポート(英語)
- 「Gartner Peer Insights “Voice of the Customer” for Network Firewalls」の詳細(英語)
- 「CRN Top 20 Coolest Network Security Vendor」の詳細(英語)
- 本リリースはジュニパーネットワークス本社が2021年5月5日(現地時間)付けで発表したニュースリリース(英語)の抄訳版です。
ジュニパーネットワークスについて
ジュニパーネットワークスは、人々のつながり方、働き方、生活に変革をもたらす製品、ソリューション、サービスを通じて、マルチクラウド時代に伴うネットワークの複雑性に挑戦します。セキュアで自動化されたマルチクラウド環境への移行プロセスを簡素化することで、世界をつなぐAIドリブンネットワークを実現します。ジュニパーネットワークスに関する詳細な情報は、以下をご覧ください。
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