ジュニパーネットワークス、メトロネットワークにおける新たなビジョン「Metro Fabric」を発表
5Gに対応したアーキテクチャにより適応性、俊敏性に優れた セキュアなネットワークを構築し、メトロネットワークサービスの提供を簡素化 コストの最適化と迅速なサービス創出が可能に
ジュニパーネットワークス(本社:カリフォルニア州サニーベール、NYSE: JNPR)は本日、複雑なメトロネットワークにおいてサービス提供を簡素化する新たなビジョン「Metro Fabric」を発表しました。ジュニパーネットワークスは、すでにサービスプロバイダが新しい5GやIoTサービス向けに分散型クラウドの容易な構築・管理を実現する「Affirmed Networks/Netronome」、「Juniper® Contrail® Provider Cloud」、「Juniper Networks® Programmable Photonic Layer」を発表していますが、「Metro Fabric」はこれらを基盤として適応性、俊敏性に優れたセキュアなネットワーク・インフラストラクチャを提供するように設計されており、メトロネットワークにおけるサービスの創出・提供の簡素化を実現しています。
メトロネットワークは、サービスプロバイダ加入者のインターネット接続に最も関わるサービスプロバイダのインフラストラクチャーレイヤーであり、メトロネットワークでサポートされるコネクテッドデバイスの数やサービスの種類は近年急増しています。イーサネット・ビジネス・サービス、NetflixやSkypeをはじめとした人気アプリケーション、Amazon Web ServicesなどのIaaSサービス、多数のIoTデバイスは大幅に増加しており、新たな5Gネットワークの導入に伴ってこうした状況は今後も続いていくと想定されます。その結果、複雑に絡み合ったレガシー製品や手動によるプロセス、あるいは多種多様なアーキテクチャやプロトコルがイノベーションの妨げとなって、サービスプロバイダは帯域幅の拡張やコストの低減が難しくなっています。
業界唯一のDisaggregated Programmable Photonic Layerと、刷新された「Juniper Networks® ACX Series Universal Metro Router」、「PTX Series Packet Transport Router」で構成する「Metro Fabric」は、自動化、多用途化、セキュリティ、IP、オープンなパケット・オプティカル・ネットワーキングをメトロに組み込み、運用の簡素化レベルを向上させます。モバイル、ビジネス、ケーブル、住宅用ファイバー、ダイレクト・パブリック・クラウド向けにメトロネットワークサービスを構築しているサービスプロバイダは、この最新のサービス創出プラットフォームを活用することにより、新しい利益を生み出すサービスを迅速かつ効率的に提供できるようになります。中でも本日発表した、新しい2種類の「ACX Series Router」と、「PTX Series Packet Transport Router」は、メトロネットワークを刷新する最初の構成要素となります。ジュニパーネットワークスは今後も、新たな「Metro Fabric」を含むネットワーキング・ポートフォリオ全体にわたって「Self-Driving NetworkTM」を実現するソリューションの提供を継続していきます。
本ニュースのハイライト
- 「Metro Fabric」は、刷新したメトロネットワークの基本要素を導入することで、サービスプロバイダにおける新サービスの容易な創出・管理、運用コストの削減と設備投資の最適化を実現するハードウェア・ソフトウェアプラットフォームを提供するよう設計されています。
- 「ACX5448 Universal Metro Router」:プロバイダが新たな5Gネットワークの導入に向けて準備を進める中、10GbEから100GbEへの円滑な移行の実現に向けて構築された「ACX5448」は、48個の10GbEアグリゲーションポートと4個の大容量100GbEアップリンクポートを備えています。スペースとコストから最適化されたプラットフォームによって、全面的なメトロイーサネットとIP/MPLS VPNサービスに対応します。既存の「ACX500」、「ACX1000」、「ACX2000 Universal Metro Router」と連動して機能する「ACX5448」は、堅牢なサービスレベル契約(SLA)管理機能、自動化、ゼロタッチ・プロビジョニングを提供し、通信事業者の円滑な移行と運用の簡素化を実現します。
- 「ACX6360 Universal Metro Router」:セキュアなパケットオプティカル・トランスポート・レイヤーとIP/MPLSネットワーキングをつなぐために構築された「ACX6360」は、サービスプロバイダにおける複数のレイヤーを単一プラットフォームにまとめてメトロネットワークを簡素化します。「ACX6360」の独自設計は、モバイルバックホール、DCI、ケーブル分散アクセス・アーキテクチャといったさまざまなトランスポート・アプリケーションに対して、10Gbps、40Gbps、100Gbps向けの256AES MACSec暗号化と、200Gbps CFP2-DCOコヒーレントDWDMインタフェースを統合しています。「ACX6360」は、光伝送装置とIPを隣り合わせて導入する従来のツーボックスソリューションを刷新する、多用途性を実現します。
- 「PTX10002 Packet Transport Router」:クラウドプロバイダの多くは、一貫性のある質の高いユーザーエクスペリエンスを目指し、顧客に近いところでサービスを提供できるよう分散化しており、スケールアウトが主要な設計原則となります。「PTX10002」は、スケールアウト・エクスチェンジの基盤と、コストが最適化された大容量の100GbEインタフェースを備えたクラウド・アーキテクチャ向けに設計されており、ネットワーク・トラフィックの要求の高まりに対応します。
- ジュニパーネットワークスの「Metro Fabric」は、「Juniper Networks® TCX1000 Series Programmable ROADM」と「proNX Optical Director」を含む、すでに発表済みのプログラマブルな光通信レイヤーも組み込んでおり、パケット光伝送にて高い柔軟性、コスト管理、マルチレイヤーの可視化を実現します。
参考資料:
ジュニパーネットワークスについて
ジュニパーネットワークスは、私たちのつながり方、働き方、生活に変革をもたらすクラウド時代において、製品、ソリューション、サービスにより、複雑なネットワークの簡素化を実現します。弊社は、顧客とパートナー企業に向けて、世界をつなぐ、自動化、拡張性を備えたセキュアなネットワークを提供するため、ネットワークをそれまでの制約から解放します。ジュニパーネットワークスに関する詳細な情報は、以下をご覧ください。
http://www.juniper.net/jp/、Twitter、Facebook、YouTube、J-Net(最新情報提供サイト)
Juniper Networks、Juniper Networksロゴ、Juniper、およびJunosは、米国およびその他の国における Juniper Networks, Inc.の登録商標です。その他、記載の各名称は、各所有者に所有権があります。
未来予測に関する記述
Statements in this press release concerning Juniper Networks' prospects, product availability, future products and expected performance, and expected benefits of our products to customers are forward-looking statements within the meaning of the Private Securities Litigation Reform Act that involve a number of uncertainties and risks. Actual results or events could differ materially from those anticipated in those forward-looking statements as a result of certain factors, including delays in scheduled product availability, incompatibility of technologies, the company's failure to accurately predict emerging technological trends, and other factors listed in Juniper Networks' most recent report on Form 10-K and Form 10-Q filed with the Securities and Exchange Commission. All statements made in this press release are made only as of the date of this press release. Juniper Networks undertakes no obligation to update the information in this release in the event facts or circumstances subsequently change after the date of this press release. Any future product, feature, enhancement or related specification that may be referenced in this press release are for information purposes only, are subject to change at any time without notice and are not commitments to deliver any future product, feature, enhancement or related specification. The information contained in this press release is intended to outline Juniper Networks' general product direction and should not be relied on in making a purchasing decision.