Customer Success Story
フィラデルフィア市がスマートシティビジョンを推進
150万を超える人々がフィラデルフィア市を故郷と考えています。ここは自由とチーズステーキの誕生した場所です。また同市は高度なITサービスのイノベーターでもあり、市全域をカバーするネットワークがあり、初期対応者から都市設計家まで、数十の部門で30,000人の職員をサポートしています。フィラデルフィア市は、ジュニパーのバックボーンにより、5年以上にわたり、99.99%のアップタイムを提供してきました。
概要
会社名 | City of Philadelphia |
業界 | 政府機関および非営利団体 |
使用製品 | MX960, Advanced Threat Prevention(ATP), Security Director, Wireless Access Points, MX Series, Wireless(Wi-Fi)Assurance, Wired Assurance, エッジ, EXシリーズ, QFXシリーズ, SRXシリーズ, Advanced Threat Prevention(ATP), Policy Enforcer |
地域 | Americas |
30,000
何十もの部門、機関の市の職員が、ネットワークサービスの可用性を維持してきました。
サポート
あらゆるデバイスから優れたネットワークユーザーエクスペリエンスを提供することで、市の職員や訪問者をサポート
開発
より安全でより持続可能性の高い市のためのスマートシティサービスの基盤
市のイノベーション・技術局(OIT)は、5年以上前に、ジュニパーネットワークスのMXシリーズユニバーサルルーティングプラットフォームを基盤に先進的なMPLSネットワークであるCityNetを構築しました。近年、高まるデジタルニーズにこたえるため、このネットワークを40Gbpsにアップグレードしました。市は、実績に基づいてジュニパーのソリューションを利用し、数百ものオフィス、プライベートデータセンター、クラウドインスタンスを接続、安全を確保しています。
「ジュニパーは、企業を横断するサービスプロバイダーのネットワークソリューションです」とフィラデルフィア市のチーフネットワークオペレーションオフィサーのデニス・ドイン氏は述べます。
警察、消防署、公衆衛生、税金、道路、その他の部門の市職員が、すべてジュニパーで構成されたネットワークを介して重要なデータやアプリケーションにアクセスします。市の行政の仕事だけでなく、企業ネットワークは、市の情報やレポート、高解像度の映像監視、発砲検出、受刑者の位置情報や管理用に、311のようなデジタルサービスをサポートします。CityNetはスマートシティサービスを立ち上げるための迅速な基盤を提供し、市は、100,000のスマートLEDの街灯を設置し、エネルギー費用を削減しながら、より安全な地域サポートを行います。
MXシリーズルーターを使用した高度にセグメント化されたMPLSネットワークを利用し、OITは、部門別のトラフィックを堅固な共有インフラストラクチャで確実に個別化しています。CityNetの仮想ルーティングとファイアウォールアーキテクチャにより、マイクロセグメンテーションとトラフィックの細かな論理分離が可能です。耐障害性と俊敏性に優れたこのネットワーク基盤を活用して、OITはまた、E911のようなITサービスを近郊のコミュニティにも提供し、投資をマネタイズし、市民サービスを強化しています。
OITは、Mist AI搭載のジュニパーシリーズハイパフォーマンスアクセスポイントを市のオフィス全体に設置した後、ネットワークのユーザーエクスペリエンスが改善したことを確認しました。AIドリブンな自動化、 行動可能な分析情報、マイクロサービスクラウドの順応性により、ジュニパーは、サポートを簡素化しながら、最適化された安全なネットワークエクスペリエンスを、市職員と訪問者に提供できるのです。
市は、Juniper Mist Edgeを活用し、在宅で働く主要なスタッフが、あたかもオフィスにいるかのようにアプリケーションやデータにシームレスに接続できるようにしました。Juniper Mist Edgeは、Juniper Mistクラウドアーキテクチャを分散した拠点に広げ、旧来のVPN技術を置き換えます。
州や地方自治体は増加するサイバー攻撃にさらされていますが、ジュニパーの脅威認識ネットワークによって、OITが市のネットワークやエンドポイントを保護するのをサポートしています。OITは、ジュニパーネットワークスSRXシリーズサービスゲートウェイを高度なファイアウォールに、Juniper Advanced Threat Preventionを脅威インテリジェンスに、Junos Space Security DirectorのコンポーネントであるPolicy Enforcerを自動対応に使用して、セキュリティエコシステムを統合、簡素化しました。
最終的には、脅威認識ネットワークがリスクを低減します。「私はネットワークを担当していますが、サーバーやワークステーションについて何の責任もありません」とドイン氏は述べます。「エンドポイントが破られれば、ネットワークが非難されます。Policy Enforcerはこのリスクを低減するのに役立ちます。」
ジュニパーは安全で、信頼性の高いネットワーキングをフィラデルフィア市に提供しました。「コアにジュニパーを導入して以来、CityNetは毎年99.99%の信頼性で稼働しています」とドイン氏は述べています。この種の信頼性により、ネットワークチームが戦略的価値を提供することに集中できるようになるのです。
「ジュニパーの導入で私とチームの生活はずっと楽になりました」とドイン氏は述べます。「30,000人の職員をサポートするネットワークを4人で運営しています。日々の運営は2~3人で回しています。効率的なネットワーク運用を行っています。」
2020年12月公開