AIクラウドサービスプロバイダ向けデータセンター

最適化されたシンプルさで市場投入までの時間を短縮

急速に高まるAIクラウドサービスへの企業の需要を取り込むために、ネオクラウド、サービスプロバイダ、その他のAIクラウドプロバイダが競争を続ける中、物理的な不動産が幅広い地域に分散していれば大きなメリットになります。規制とデータ主権のガバナンスに準拠した、パーソナライズされた反応の早いAIサービスを提供できる独特の立ち位置を確保しているのです。

しかしながら、市場投入までの時間のプレッシャー、GPUにかかるコストと効率的活用の課題、さらにマルチテナントGPUのセキュリティにより、ただでさえ困難なAI導入がさらに複雑になることがあります。導入を簡略化し、収益化までの時間を短縮するには、あらかじめセキュリティを組み込んだ自動化によるスピードが必要です。

futuristic, background, technology, abstract, network, line, light, connection, communication, future. hi-end image background abstract wave colourful light for technology banner generate via AI.

AI Unbound データセンターを自由自在に

AIのマルチベンダーエコシステムの成長を促進するネットワーキング技術とデータセンターソリューションについてより詳しく解説します。AMD、ジュニパー、Broadcomなど業界のリーダーが解説します。

 

今すぐ観る(英語)

ジュニパーがサポートします

ジュニパーのAIクラウドサービスプロバイダ向けデータセンターソリューションは、高度に最適化された、費用対効果の高いマルチテナントのクラウドベースのAIサービスを迅速に展開するための非常に強力で安全な方法となります。事前定義済みの400Gおよび800G AIブループリント、AIOpsゼロトラストセキュリティ、OpenShiftと統合されたApstra Data Center Directorの自動化を使用することで、ジュニパーはパワフルで柔軟性のある、自動化されたAIクラウドサービスデータセンターの導入と運用を簡素化します。

Diverse team of engineers looking at parameters in data center on tablet

迅速な導入とシンプルな運用

導入時間を最大10分の1に短縮し、MTTR(平均問題解決時間)を大幅に短縮します。Apstra Data Center Directorは、業界をリードするインテントベースネットワーク構築とAIOpsを備えた唯一のマルチベンダーデータセンター自動化プラットフォームであり、Day 0からDay 2までの運用を簡略化します。Red Hat® OpenShift®とData Center Directorが新たに統合されたことで、Kubernetes環境へのAIネットワークプロビジョニングが自動化されます。

ファブリックからGPUまで可視化、監視、分析するApstra Data Center Directorは、サービスに影響を与える異常を簡単に特定して修正し、RoCE v2に対応し、AIサービスの品質を維持し、GPUの経済性を改善します。

Confident Female Data Scientist Works on Personal Computer in Big Infrastructure Control and Monitoring Room with Neural Network. Woman Engineer in an Office Room with Colleagues.

セキュアなゼロトラストのマルチテナント機能を実現

ジュニパーのゼロトラストDCセキュリティ製品ポートフォリオとJunosのEVPN VXLANを併用することでマルチテナント機能を実現。AIインフラストラクチャ、モデル、機密データを内外の脅威から保護します。ジュニパーのSRX 4700次世代ファイアウォールは、AIサービスを分離することでそれぞれのお客様を保護します。ジュニパーのSRX 4700次世代ファイアウォールは、AIサービスを分離することでそれぞれのお客様を保護し、業界をリードするスループットと400Gbpsの高速接続で比類のないパフォーマンスを実現します。

QFXシリーズスイッチのEVPN VXLAN機能が共有環境のワークロードを安全に分離してセグメント化することで、お客様のデータの完全性を維持し、不正アクセスを防止します。

Deploy validated solutions with confidence

検証済みのソリューションを自信を持って展開

NVIDIAとAMDのアクセラレートコンピューティング、WEKA、VAST Dataストレージが含まれたジュニパーのマルチベンダーのAIブループリントは、ジュニパーのOps4AI Labで検証済み。自信をもって迅速に導入することができます。ラボでは、最も一般的なアクセラレーテッドコンピューティングとストレージのオプションを用意し、お客様のモデルとAIアプリケーションに対する最上級のサービスとリスクのない検証を提供しています。ジュニパー検証済み設計(JVD)は、スイッチング、セキュリティ、自動化を含む完全なDCソリューションを保証します。

152401886

設計の柔軟性を最大化

オープンで柔軟性に優れたイーサネットソリューションにより、お客様は実績のある技術と製品を使用して、ベンダーロックインを回避することができます。Data Center Directorは、DCファブリックの管理と自動化を目的とした唯一のマルチベンダーソリューションです。ポートあたり1.6Tbpsのスイッチと、マルチベンダーサポートによりGPUに依存しないシステムを提供するジュニパーが、コストを削減し、イノベーションを迅速化し、サプライチェーンの課題を回避できるようサポートします。

導入事例

SambaNova社は、高性能で計算量の多い機械学習を単純かつ拡張性の高いものにします

AIは、ヘルスケア、金融サービス、製造、小売、およびその他の業界を変革することが約束されていますが、人間の努力のスピードと効果を高めようとする多くの組織では、まだAIの可能性を十分に引き出せていないのが現状です。

複雑で計算量の多い機械学習(ML)の構築の複雑さを克服するために、SambaNova社はDataScaleを設計しました。DataScaleは、SambaNova SystemsのReconfigurable Dataflow Architecture(RDA)を用いて設計され、オープンスタンダードとユーザーインターフェースを用いて構築され、アルゴリズムからシリコンまで最適化されたソフトウェアとハードウェアの統合システム・プラットフォームです。ジュニパーのスイッチングは、SambaNova社のDatascaleシステムおよびサービス用に大量のデータを転送します。  

SambaNova社のイメージ

ジュニパーのスイッチと持続可能な電力でモジュラー式のAIデータセンターを構築

Solunaは、AIデータセンターと再生可能エネルギー生産拠点を併設しています。これは最高の組み合わせです。SolunaのCTO、ディプル・パテル氏が、エネルギー、AIトレーニング、およびSolunaの革新的な設計にとってジュニパーのハードウェアが最適である理由について説明します。

詳細はこちら(英語)

関連ソリューション

データセンターネットワーク

自動化された最新のデータセンターで、運用を簡素化し、信頼性を確保します。ジュニパーは、ネットワークのライフサイクル全体を自動化し、継続的に検証することで、設計、導入、運用を容易にします。

詳しく見る

データセンターの相互接続

ジュニパーのDCIソリューションは、従来の拡張性の制約、ベンダーロックイン、相互運用性の課題を打破するシームレスな相互接続を実現します。

詳細はこちら

データセンター向けサービス

検証済みのリファレンスデザイン、長年の実績のある方法、自動化されたプロセスとソフトウェアの使用を通して、最新のデータセンターの導入とその移行を簡素化し、迅速化します。

詳細を見る

See The NOW Way to Network for AI in action

In-depth demos from our AI networking experts help you learn how to design, deploy, and operate high-performance networks for your AI data center.

Get hands-on in our Ops4AI Lab in Sunnyvale

Try the solution in person. Validate the performance and functionality of your AI models in our exclusive lab in Juniper’s Sunnyvale, CA, headquarters.

AIクラウドサービスプロバイダ向けのデータセンターに関するよくある質問

現在、どのようなタイプの企業が、データセンターへのAI/MLクラウドソリューションの導入を優先していますか?

サービスプロバイダ(SP)とネオクラウド事業者は、専用のAIデータセンターを導入して、企業、政府、教育機関向けに、カスタムで低価格の、市場にすぐに投入可能なAIサービスを提供しています。クラウドでホストされたAIサービスは、エンドユーザーに仮想化されたセキュアなコンピューティング、ストレージ、ネットワーキングを提供するとともに、効率を向上させて総所有コストを削減しながら、新たな収益源を実現します。  

ネオクラウドとは?

ネオクラウドは、ストレージと安全なネットワーキングをサポートする仮想GPUコンピューティングの提供に特化した新しいタイプのAIクラウドコンピューティングプロバイダです。これらのGPUクラウドに専念している企業は、最先端のパフォーマンスと柔軟性を顧客に提供しており、大規模な顧客ベース全体に自社のAIクラウドインフラストラクチャのコストを分散することができます。クラウドツールと自動化を使用することで、ネオクラウドは基盤となるAIインフラストラクチャの効率性を高め、お客様の需要に合わせてスケールアップやスケールアウトが可能なクラウドの俊敏性を実現しています。

AIのトレーニング段階と推論段階の違いは何ですか?

AIモデルは、トレーニング段階で慎重に作成されたデータセットを使用して構築されます。トレーニングは、クラスター内の数十、数百、数千に及ぶ複数のGPUにわたって実施され、これらのGPUはすべてネットワークを介して接続されており、データを相互に絶え間なく交換しています。このトレーニング段階を経て、モデルは基本的に完成します。推論段階では、ユーザーがモデルとのやりとりを行います。ここではモデルは画像を認識するか、ユーザーの質問に対する答えを提供するために画像やテキストを生成します。トレーニングは通常オフラインで実行されますが、推論は通常オンラインで行われます。

AIデータセンターネットワークインフラストラクチャソリューションのコンポーネントとは何ですか?また、ジュニパーではどのようにそれらを実現していますか?

大規模なAIデータセットにより、計算処理能力の向上、ストレージの高速化、大容量で遅延の少ないネットワーキングへのニーズが生まれています。ジュニパーは、以下の方法でこの要件を満たすことができます。

  • 計算:AI/ML計算クラスターは、ノード間ネットワークに大きな要求を課します。ジョブ完了までにかかる時間(JCT)を短縮することが不可欠であり、クラスターの効率的な運用にはネットワークが重要な役割を果たします。ジュニパーは、ディープバッファ機能と混雑管理を備えた高性能なノンブロッキングスイッチを各種提供しており、最適な構成で設計すれば、ネットワーク上のボトルネックを解消することができます。
  • ストレージ:AI/MLクラスターと高性能コンピューティングでは、データセットやモデルがすべて計算ノードに保存されることはほとんどなく、高性能のストレージネットワークが必要となります。Juniper QFXシリーズスイッチは、IPストレージ接続に使用できます。NVMe/RoCE(Non-Volatile Memory Express/RDMA over Converged Ethernet)やNFS/RDMA(Network File System)など、リモートダイレクトメモリアクセス(RDMA)ネットワーキングを完全にサポートします。
  • ネットワーク:AIトレーニングモデルでは、数百または数千のCPU、GPU、TPUプロセッサーに分散された、大規模で負荷の高い計算処理が必要とされます。こうした計算には、大容量で水平方向に拡張可能な、エラーのないネットワークが必要です。 Juniper QFXスイッチPTXシリーズルーターは、業界をリードするスイッチングおよびルーティングスループットとデータセンターの相互接続(DCI)機能により、データセンター内およびデータセンター全体でのこれらの大規模な計算処理をサポートします。

ジュニパーのAIデータセンターは、どのようにしてデータセンター運用を簡略化するのですか?

Apstra Data Center Directorは、データセンターの自動化とアシュアランスのためのジュニパーの最新プラットフォームです。信頼性を確保するために、継続的な検証、強力な分析、根本原因の特定を通して、マルチベンダーデータセンター全体で、設計から日常的な運用までにわたるネットワークライフサイクル全体を自動化します。Marvis AI Assistant for Data Centerによって、この情報がData Center DirectorからJuniper Mist Cloudに取り込まれて共通のダッシュボードに表示されることで、全体のインサイトを得ることができます。さらにMarvis AI Assistant for Data Centerは堅牢な対話インターフェイス(生成AIを使用)を備え、ナレッジベースのクエリを大幅に簡略化します。

ジュニパーAIデータセンターネットワークソリューションは、AIのパフォーマンスを最大化するための混雑管理、ロードバランシング、遅延に対する要件にどのように対処していますか?

ジュニパーの高性能なノンブロッキングデータセンタースイッチは、ディープバッファリングと混雑管理を提供し、ネットワーク上のボトルネックを解消します。トラフィックの負荷を分散させるため、ジュニパーは動的ロードバランシングと適応ルーティングをサポートしています。混雑管理では、DCQCN(Data Center Quantized Congestion Notification)、PFC(優先フロー制御)、およびECN(明示的混雑通知)をすべてサポートしています。そしてジュニパーでは遅延を軽減するために、必要に応じてバッファを最大化できる最も優れた商用シリコンとカスタムASICアーキテクチャ、VOQ(仮想出力キューイング)、さらにスパインアーキテクチャ内のセルベースファブリックを採用しています。

ジュニパーはIPストレージとして何を提供していますか?

当社のポートフォリオには、オープンなスタンダードベースのスイッチが含まれており、NVMe/RoCEまたはNFS/RDMAを使用したIPベースのストレージ接続性を提供します(前項を参照)。当社のIPストレージネットワーキングソリューション設計は、小さな4ノード構成から、数百または数千におよぶストレージノードまでに拡張可能です。