Customer Success Story
ボーダフォン・トルコは、自動化されたマルチベンダデータセンターで、成長に向けて準備する
ボーダフォンは、トルコで最も急速に成長するデジタルサービス企業になることを目指しています。同サービスプロバイダは、5Gを活用して、自社のビジネスだけでなく、国全体にとっての経済的影響を推進しています。
成長に備えるため、ボーダフォン・トルコは、自社のデータセンター環境の運用を自動化し、ビジネスアプリケーションとサービスの信頼性、簡素化、柔軟性の向上を可能にします。
2,500万人のモバイル加入者と、120万社の企業のお客様にサービスを提供。
Vodafone Group内のサービス収益において最高成長率を達成
5Gサービスの急速な成長に備えてビジネスを準備
企業のデータセンターを自動化することで、信頼性を最大化して運用を簡素化
デジタル需要に対応するための自動化
Vodafoneは、デジタル需要の増大に備え、同社のデータセンターの最新化を目指しました。
データセンターは、カスタマーサービス、請求、財務、人事、販売およびマーケティングなどの業務を運営しています。また、プロバイダの固定、モバイル、コンテンツ、クラウド、データセンター、およびIoTサービス向けに、運用サポートシステムとビジネスサポートシステム(OSS/BSS)もホストしています。
従来のデータセンターネットワークアーキテクチャから、拡張性の高い柔軟なIPファブリックに移行することで、ビジネスの成長と運用効率をサポートできます。また、マルチベンダーソリューションでデータセンターを自動化することで、Vodafoneは単一ベンダーのネットワークから脱却することができます。
データセンターの信頼性を最大化し、運用を簡素化
Vodafone Turkeyは、データセンターのライフサイクル管理を簡素化し促進するために、Juniper Apstraを選択しました。現在の単一ネットワークベンダーとは長期的な関係性を維持しているのにも関わらず、Vodafoneは、拡張性とデザインの柔軟性を向上させるために、データセンタースイッチングにジュニパーを導入するという大胆な決定を下しました。
Vodafoneは現在、Juniper Apstraを使用して同社のマルチベンダーネットワークを自動化し、3つのデータセンターにおいて信頼性を最大化し、運用を簡素化しています。Apstraソフトウェアは、マルチベンダーネットワークの設計、導入、運用を自動化および検証し、混在環境全体に対して信頼できる唯一の情報源、強力な分析、根本的原因の特定を提供します。
基盤では、Juniper QFXシリーズスイッチが、2つのデータセンターに脅威防御機能を備えた、将来も使い続けられる拡張性の高いEVPN-VXLAN IPファブリックを提供します。
単一ベンダーネットワークのロックインから解放
Apstraにより、Vodafone Turkeyは、ライフサイクル全体でデータセンターのネットワーク環境を自動化することができました。
インテントベースネットワーク構築のメリットは、マルチベンダーファブリックを設計および導入する段階から見られました。手動によるアプローチで四苦八苦する代わりに、ネットワーク計画およびエンジニアリングチームは、Apstraのブループリントを使用して、求められる成果からスタートし、Apstraでマルチベンダーネットワークの構成を行いました。
Apstraは、データセンターファブリックが意図(インテント)される通りに動作しているかどうかを継続的に検証し、Vodafoneのエンタープライズアプリケーションがスムーズに動作することを確認します。Apstraは、異常があれば事前対応できるように運用チームにアラートを通知し、ネットワークの変更と保守を管理します。
Apstraにより、Vodafoneは意図するデータセンターのデザインに最適なスイッチを選択できます。単一ベンダーのアーキテクチャ、CLI、製品ロードマップに依存する必要がなくなり、イノベーションの可能性が高まります。
2022年7月発行