Customer Success Story
ThoughtWorks、Mist AIで優れたWi-Fiエクスペリエンスを設計
ThoughtWorksは、14か国に40のオフィスを構える株式非公開のグローバルテクノロジー企業です。ソフトウェアの設計と配信、およびそれに先駆けたツールとコンサルティングサービスを提供しています。
ThoughtWorksのIT部門は、継続的な成長を実現するために、戦略的な要件を満たすための既存の技術と運用を見直して、拡張性とコスト効率の高い方法で成長を遂げ、急速に変化するモバイル作業環境をサポートして、全世界の従業員により優れたユーザーエクスペリエンスを提供する必要がありました。
500か所以上
ジュニパーアクセスポイント
45,000
1日あたりのビデオ通話件数
14
ThoughtWorksのオフィスが所在する国
5,000人以上
ThoughtWorksの従業員数
英国に所在するネットワーク担当グローバル責任者であるケビン・フェン氏は、ビジネス目標を達成するには、最先端の無線ネットワークが不可欠であることを理解しました。「弊社は、Wi-Fiファースト企業です」とフェン氏は述べています。「弊社のほとんどのオフィスはフリーアドレスを採用していて、固定デスクはほとんどありません。有線接続もありません。つまり、WLANは常に一貫した動作で、信頼性の高い最高のパフォーマンスで機能しなければなりません」
また同社では、多くのパートナーやクライアントをオフィスに受け入れているので、ThoughtWorkのゲストWi-Fiネットワークに簡単かつ確実にアクセスできることが求められています。「ゲストネットワークのパスワードは定期的に変更されます。グループごとにアクセスできるものとできないものを管理するのに必要なポリシーやルールも異なります。86台のCisco WLANコントローラを管理するには、ゲストネットワークに簡単な変更を加えるたびに、20人時かかるため、これが非常に頭の痛い問題でした。そのため、このプロセスを大幅に簡素化し、ソフトウェアの自動化を使用して、ゲストアクセスをさらに制御する必要がありました」
フェン氏は、ThoughtWorksに入社して間もなく、会社のネットワークの拡張、運用の簡素化、および運用コストの削減を図る取締役会の計画の策定を任されました。彼は、さまざまなWLANベンダーを調査し、これらの目標を達成し、ThoughtWorksのワイヤレスネットワークをより良いレベルに引き上げるのに最適なベンダーを検討しました。
最終的には、ジュニパーのAIドリブンネットワークを採用しました。「WLANプラットフォーム内でAI（人工知能）を活用して、日常的なタスクを自動化し、Wi-Fiの信頼性を向上させ、トラブルシューティングを迅速化し、無線ユーザーエクスペリエンスに関するインサイトを提供できるのは、ジュニパーだけでした」とフェン氏は述べています。
ThoughtWorksのソリューションとなる「AIドリブン無線リソース管理（RRM）」は、ネットワークチームが手動では確認できない問題を即座に見つけ出し、修正することができました。サービスレベルの期待値（SLE）により、ITチームは、Wi-Fiパフォーマンス（ローミング、カバレッジ、容量など）のカスタマイズ可能なメトリックを簡単に設定、監視、実施できるようになりました。オープンAPIにより、導入と運用が新たに自動化されたことでヒューマンエラーが減少し、時間とコストの削減につながりました。RFグラスを使用すれば、リアルタイムでカバレッジの問題を確認することができます。仮想ネットワークアシスタント「Marvis」（VNA）は、Thoughtworksが、簡単な言語クエリ、イベントの関連付け、トレンド分析を活用して、無線の問題を迅速に解決するのに役立ちます。
「ジュニパーは、従業員を第一に考えた組織であり、これはThoughtworksの企業理念に非常に近いものです」とフェン氏は述べています。「対応も優れていて、重要なチームメンバーにコンタクトを取りたい場合にも、気軽に問い合わせることができます。私の経験から、ここまでの水準のサポートは非常にまれであり、非常に高いサービスクオリティだと思っています」
EMEA、北米、中南米、オーストラリア、中国、インド、シンガポールのThoughtWorksの全オフィスを対象としたMist Learning WLANのグローバル展開は、2018年末に完了しました。
「全従業員がMist WLANを利用し、Mistのみから得られる次世代ワイヤレスのメリットを受けることができ、非常に嬉しく思っています」とフェン氏は述べています。
製品
Wireless（Wi-Fi）Assurance
Juniper Mist Wireless Assuranceクラウドサービスは、Mist AIの活用とMLによりトラブルシューティングと運用を自動化し、無線ネットワークの安定性、信頼性、予測可能性を維持しつつ、ユーザーのサービスレベルをリアルタイムに把握できるようにします。
Marvis VNA
初のAIネイティブ仮想ネットワークアシスタント「Marvis」は、事前対応型アクションと自動運転ネットワーク運用によってユーザーとオペレーターのエクスペリエンスを最適化します。自然言語を使用する対話型インターフェイスにより、シンプルでシームレスな対話ができ、MarvisはITチームの一員のような存在になります。
2021年6月公開