Customer Success Story

100%ジュニパーのネットワークでデジタル学習を拡張したリション・レジオン

イスラエル第4の都市リション・レジオンでは、教育が重視されています。学生が今日の世界で必要とされるスキルを身につけるために積極的に学習するうえで、デジタル学習が役立っています。その学習の基盤となっているのは、市全域に広がるネットワークです。このネットワークを通じ、大量の教材が教室に送られています。6年間ダウンタイムなしで稼働したリション・レジオンでは、新型コロナウイルス感染症の世界的拡大によるデジタル学習拡張の要望に応えるため、ジュニパーのネットワークを更新しました。

会社名	Rishon LeZion
業界	教育, 政府機関および非営利団体
使用製品	QFX5100, EX3400
地域	EMEA

お客様企業の導入事例の概要

成功に不可欠となる概念とスキルを学生に教えるデジタル基盤

リモート指示による動的なトラフィックパターンに左右されない、応答性の高いユーザーエクスペリエンス

学習を中断させることなく、新しいデータセンターコアとキャンパスネットワークへ移行

クラスルームからデータセンターへのネットワーク運用

課題

「当校では、21世紀の変化する現実に関連した概念と原則を強調しています」と、Rishon LeZion Municipalityの最高情報責任者であるイツィク・カルメリ氏は述べています。

デジタル学習は、学生が問題解決スキルを身につけて、意欲的に何をするのか自分で決めることができる学習者になるために役立ちます。Rishon LeZion学校では、テキスト、ビジュアル、聴覚などさまざまな方法で情報を共有しています。

「Rishonではイスラエルでも最大規模となるデジタル教育プロジェクトの1つが進行しています」と、SMBITの創設者兼最高経営責任者あるヨアヴ・ルドマー氏は述べています。SMBITは、Rishon LeZion当局とその学校をサポートするネットワークを設計および運用する情報通信技術（ICT）統合プロバイダです。

数年前、Rishon LeZionはメトロポリタンネットワークを構築しました。独自のファイバーネットワークを運用することで、Rishon LeZionは優れたネットワークサービス品質を提供しながら、コストを大幅に削減することができました。

「市全体で独自のネットワークを運用したことが、都市教育における成功の基盤となっています」と、ルドマー氏は述べています。

ソリューション

ジュニパーと何年にもわたって、ネットワーク運用を成功に導いた後、Rishon LeZionはデータセンターと学校サイトのネットワークを更新しました。最新のジュニパースイッチングインフラストラクチャへと移行するという決定は、実績のあるネットワーク信頼性と簡素化された運用に基づいたものです。

「6年間にわたって、データセンターコアネットワークでダウンタイムを一切経験しませんでした。1回たりともです」と、ルドマー氏は述べています。

データセンターには、ジュニパーのQFX5100シリーズスイッチが搭載されています。バーチャルシャーシテクノロジーにより、相互接続された複数のQFX5100スイッチを1つのシャーシとして動作させることができ、ネットワークの拡張性が容易になり、簡素化された運用が実現します。市内の学校に設けられているコスト効率の良い10GbE接続は、ジュニパーのEX3400イーサネットスイッチから提供されます。

すべてのネットワーク移行にはリスクが伴うものですが、ネットワークの更新はイスラエルでの全国高校入学試験期間中と、COVID-19のパンデミック中に実施されました。

「データセンター内にある新しいQFXシリーズスイッチに移行する際、ダウンタイムは発生しませんでした」と、ルドマー氏は述べています。「大きな挑戦ではありました。当校は全国試験に使用されていましたから」

「SMBITから提供される専門的なガイダンスと信頼性の高いジュニパーベースのネットワークのおかげで、教師はデジタル環境向けのツールをインテリジェントに実装して、学生が不可欠なスキルを習得できるようにすることができます」と、カルメリ氏は述べています。

成果

新しいネットワークは、デジタル学習やコラボレーション、学生の出席、会計、物理的な安全性、そしてもちろん音声とビデオなど、あらゆる教育や管理用途に対応しています。まもなく、学校の建物管理システムでもネットワークを共有して、学校や管理事務室の暖房、冷却、換気を効率的に制御する予定です。

学生と教師が学習に集中できるように、「ちゃんと機能する」接続を提供するには、優れたテクノロジーだけでは不十分です。

「ジュニパーの機器は安定性がある洗練されたものですが、違いを生むのはテクノロジーの背後でサポートしてくれる人たちです」と、ルドマー氏は述べています。

「イスラエルにいるジュニパーのエンジニアからは、非常に良いサービスが得られました」と、彼は続けます。「真夜中でもイスラエルのジュニパー社長と話をすることができます。問題があれば、JTAC（ジュニパー技術アシスタントセンター）が直々に、迅速に解決してくれます。この関係性が、ジュニパーが当社に最も価値あるサービスを提供してくれる企業であることを示しています」