JA大阪電算がWi-Fi強化でDXを推進、JAグループ大阪への運用サービス提供も視野に

JA大阪電算は、JAグループ大阪の各組織が利用する情報システムの設計・構築、保守、運用などを担当し、IT活用を推進しています。社内ネットワーク更改に伴い、Juniper Mistを活用することで、社内全体を無線化し、ペーパーレス会議、WEB会議はじめとしたデジタルの活用(DX)を実現しました。

概要


会社名 株式会社大阪府農協電算センター(JA大阪電算)
業界 農業, サービス プロバイダ, テクノロジー
使用製品 AP32Wireless(Wi-Fi)Assurance
地域 APAC
株式会社大阪府農協電算センター(JA大阪電算)Image
お客様企業の導入事例の概要

DXを推進する全社的なWi-Fi環境の強化・改善

有線LANと同等の高い安定性と安全性

ユーザーの通信状況を可視化した高度な運用の実現

グループ組織へ運用サービスを提供できるマルチテナント対応

課題

多種多様な事業による幅広いニーズへ対応する、安全・安定したIT環境を提供

JAグループ大阪は、大阪府内の農業協同組合(JA)を中心に、JA大阪中央会、JAバンク大阪信連、 JA全農大阪、JA共済連大阪などの関係団体からなり、持続可能な農業と地域共生を目指して、相互 に連携しながらさまざまな事業を展開しています。

JA大阪電算は、JAグループ大阪の総合情報センターとして、1975年に設立。グループ各 組織が利用する情報システムの設計・構築、保守、運用などを担当し、IT活用を推進しています。

企画部長の森保氏は「JAグループ大阪は多くの組織から成り立っており、農業や金融、共済など、多種の事業に取り組んでいます。そのため、利用するITもさまざまで、幅広い要望に対応しなければなりません。JAのデータ資産を守るために、情報セキュリティ対策を強化することも必要とされています。」と述べています。

 JA大阪電算では、府内共用ネットワークの更新に合わせて、社内ネットワー クの刷新にも取り組んでいました。老朽化した設備を全面的に更改し、より安全で快適なIT環境を 提供するため、特に注目したのがWi-Fi環境の強化でした。

企画部 西村雅之氏は、「当社では、タブレットデバイスを使ったペーパーレス会議システムを導入し ており、会議室を中心にWi-Fi 環境を整備していましたが、それ以外の作業エリアでは主に有線 LANを使用していました。他のグループ組織でも当社と同様にWi-Fi環境の構築が課題となっておりました。そのため、当社への相談も増加傾向であり、課題解決のための対応策が必要だと感じて いました。」と述べています。

JA Osaka Densan Challenge
ソリューション

AIで障害を事前検知・対応、複雑だった運用管理をシンプルに

「元々、Wi-Fiの管理は難しく、トラブル解決に時間がかかるという問題がありました。社内全体をカ バーするには、運用上の課題を残すわけにはいきません。そんな中、Mistは最新のテクノロジーを駆使した高度な運用が可能なソリューションだと感じました。」と、企画部次長 の吉川晃司氏は振り返ります。

Mistは、クラウドからネットワー ク環境を一元的に管理・可視化するとともに、AIを活用して障害を事前検知・ 解決を行うなど、先端技術を最大限に活用しています。更にMistは、複雑になりがちなWi-Fi環境をシンプルに管理し、複数のロケーション でも一元的に管理できるように開発されています。JA大阪電算では、もともと セグメントを分けて各アクセスポイントを配置していたため、管理が煩雑になっていました。しかし、Mistを使用すれば、多数のアクセスポイントであっても 一元的に管理が可能です。また、社員がフロアを移動しても、アクセスポイン トの切り替わりを意識することなく業務を円滑に進めることができます。

 企画部次長の吉川晃司氏は「多くのWi-Fi製品では、有線LANと同等の安定 性を確保できない場合もありますが、Mistはデスク周りの有線LANを全て無くしても安定的なネットワーク環境を提供できるため、社内全体を無線化できると感じました。将来的には、アクセスポイントから先の有線LANまで一元的 に集中管理できるソリューションであり、社内のLAN環境全体を一元的に管 理できる製品だと判断しました。」と採用理由を述べています。

JA Osaka Densan Solution
成果

シームレスな業務環境を実現し、DX化を推進

導入後はWi-Fi接続が非常に安定しており、ペーパーレス化・Web会議を含めたデジタル活用 (DX)を推進するために目指していた、「社内ではいつでも、どこでも、繋がる」を実現しました。トラブルはほとんど発生せず、一度だけ問い合わせを受けた際にも、管理画面で状況を確認し、すぐに端末側の問題であることを特定できました。以前はドキュメントがなく、運用管理も煩雑化していたため、試行錯誤を繰り返す状況でしたが、現在は大きく改善されております。

一部の部門で快適にWi-Fiを利用している様子を見て、別の部門の社員からも「早く利用したい」という要望が上がるようになりました。同社では、グループ内の各組織にもさらなるWi-Fi対応を推薦していく予定です。Mistを活用することで、マルチテナント環境も安全かつ簡単に管理できることなどから、Mistと共にさらなる業務改革も推進するとしています。

JA Osaka Densan Outcome
「Juniper Mistは、ユーザーの接続状況を視覚化することで、問題が発生した際に迅速に対応することができ、さらには問題の発生自体を防ぐことができます。マルチテナントにも対応しており、導入した組織に対して付加価値のあるサービスを提供することが可能です。これは、これまでにない新たな運用を可能とするWi-Fiソリューションです。」
株式会社 大阪府農協電算センター 企画部長 森 保氏

2023年11月公開