コロンビアでネットワーク スライシングを使用して低料金のモバイル サービスをミレニアル世代向けに提供している Avantel

コロンビアで急成長している Avantel は、低料金での優れたモバイル体験を求める大学生やミレニアル世代に人気のモバイル サービス プロバイダです。10% の市場シェア獲得を目指して、競合する巨大企業に挑戦しています。

概要


会社名 Avantel
業界 電気通信
使用製品 EX4300マルチギガビットMX480MX960QFX5100
地域 Americas
Avantelの画像
お客様企業の導入事例の概要

拡張性

成長計画を実現し、モバイルデータ利用ニーズを満たすネットワーク

先進性

Junos Node Slicingを利用し、インフラストラクチャの拡張を実現

備える

来たるべき5GとIoT

簡素化

ネットワーク運用とOpExの低減

課題

 

Avantelでは、コロンビアのボゴタ、メデジン、カリ、カルタヘナなどの多くの都市で、あっという間に100万人の加入者を集めました。Avantelは、消費者と企業双方に向けたコミュニケーションサービスとコンテンツ、ビデオ、ホストアプリケーションを提供しています。Avantelの加入者は、デジタル市民、つまり、ビデオチャット、ビデオストリーミング、メッセージアプリのヘビーユーザーです。

データ消費量は急増しましたが、Avantelの旧来のネットワークでは、企業の積極的な成長計画のスピードに追いつくことはできませんでした。「当社は容量の問題をかかえていました。」AvantelコアIPネットワークのプラニングエンジニア、クリスチャン・トレス氏は述べています。「当社の顧客基盤は成長スピードが速く、トラフィックが急速に増加しています。当社のコアルーターでは、優れたカスタマーエクスペリエンスを提供するために必要な物理的接続に対応することはできなかったでしょう。」

Avantelのコアネットワークは、データではなく音声が大部分を占めていた時代に設計されたもので、10年間も同じコアネットワークを使用してきました。実装企画責任者のオスカー・ブラーボ氏とトレス氏は、モバイル世代を満足させるモバイル計画を提供するには、コアネットワークでより高いパフォーマンス、信頼性、柔軟性を提供する必要があると考えていました。またネットワークは、IoT、5Gに対応したものである必要がありました。Avantelは、現状を打開する準備ができていました。

Aventel Challenge
ソリューション

 

ジュニパーが持つ強固なサービスプロバイダとしての地位とエンジニアリング簡素化に重点を置いていることに感銘を受け、Avantelは、コアにジュニパーネットワーキングを据えることにより、当社が望むビジネスの成長と運用の簡素化が実現できると判断しました。ジュニパーのソリューションは、パフォーマンス、容量、対費用効果の面で最良でした。」とブラーボ氏は述べています。「ジュニパーネットワークスのおかげで、ネットワークのパフォーマンスと容量を改善して、主要都市での4Gサービスやデータサービスのニーズに応えることができます。」

Avantelは、ラテンアメリカでJunos Node Slicingを導入した最初のサービスプロバイダです。「当社では容量、可用性、柔軟性においてすぐにJunos Node Slicingのメリットがわかりました」とブラーボ氏は述べます。Junos Node Slicingを使用することで、Avantelは、単一の物理的ジュニパーネットワークスMXシリーズ5Gユニバーサルルーティングプラットフォームに複数のパーティションを作成できました。このことにより、Avantelでは、より俊敏で、仮想化された、統合型インフラストラクチャを構築し、複数のネットワーク機能を、単一の物理ルーター上で統合することも可能になります。ジュニパーネットワークスEX4300イーサネットスイッチは、Junos Node Slicingのサテライトデバイスとして使用されています。

高性能のジュニパーネットワークスMX960およびMX480ユニバーサルルーティングプラットフォームは、IPコアネットワークで使用されています。そこで、サービスプロバイダとクラウド環境向けに、拡張性の高いルーティング、スイッチング、セキュリティ、サービス機能を提供しています。Avantelはまた、ジュニパーネットワークスQFX5100シリーズのスイッチを使用し、管理を簡略化するため、データセンターでバーチャルシャーシ構成を導入しました。

Aventel Solution
成果

 

ジュニパーによる効率的で拡張性の高いデータセンターインフラストラクチャを用いることで、Avantelは、意欲的な成長に向けたビジネスプランを実現し、モバイルデータ量が急増するに伴い優れたサービスを提供する準備が整いました。「当社では、通信量無制限を開始します。お客様からの需要は非常に高くなるでしょう」とブラーボ氏は述べています。「当社の課題は、お客様の成長をサポートする容量を確保することであり、Junos Node Slicingはそのための当社のソリューションです。」

Avantelは、IoTデバイスとデータを多用する5Gサービスを成長させるべく、堅固な基盤を構築してきました。「当社が期待することは、コアにジュニパーを据えることでネットワークを継続して成長させ、5Gへの移行をサポートすることです」とトレス氏は述べます。ジュニパーのネットワークは、OpEx削減も実現しました。「ジュニパーのプラットフォームを使用して、Avantelは、エネルギー効率を高め、省電力と省スペースを実現しました。様々なサービスをサポートするためにトラフィックを最適化することができます」とブラーボ氏は述べています。「Voice over LTEはJunosを用いることでずいぶん簡単になります。」

「ジュニパーははるかにシンプルで、コアとアクセスネットワークの統合や新しいサービスの展開もJunosのおかげで格段に簡単になりました。

Aventel Outcome
オスカー・ブラーボ氏、実装企画責任者、Avantel
「ジュニパーのソリューションは、パフォーマンス、容量、コスト効率で最善でした。ジュニパーのネットワークのおかげで、ネットワークのパフォーマンスと容量を改善して、主要都市での4Gサービスやデータサービスのニーズに応えることができます。」
オスカー・ブラーボ氏 Avantel、実装・計画責任者

2019年10月公開