Customer Success Story
自動化
サービスプロビジョニングにより、お客様が小売店と同様のエクスペリエンスを享受できます。
100秒
自動化されたエンドツーエンドサービスを提供
30のデータセンター
利用可能なサービス
4
英国全体のインターネットエクスチェンジポイント
Allegro Networksは、London Internet eXchange (LINX)、London Network Access Point (LONAP)、そしてIX Leedsなどのデータセンター、エクスチェンジポイント、ピアリングサービスにお客様のネットワークを接続するための疑似配線サービスを提供できる、新しいIP/MPLSネットワークを英国全土で必要としていました。また、サービス提供に関与するネットワーク要素すべてに対してオープンでプログラム可能なインターフェイスを備えたネットワークも求めていました。Allegro Networksは、パフォーマンス、信頼性が高く、拡張可能なMPLSネットワークプラットフォームも探していました。つまり、オープンスタンダードの実装とAPIの提供において非常に強い機器ベンダーを選ぶ必要がありました。
「ジュニパーはAPIを公開しており、それにより自社のオペレーションサポートシステム(OSS)から直接スイッチを設定でき、API経由で、お客様が自社のサービスを効果的に構成できるため、非常に優れたプログラム可能インターフェイスも持っていました。これは本当に画期的なことです。お客様がAllegroのネットワークを自社ネットワークの延長として取り扱えるのですから。実際、私たちはSoftware-Defined OSSを使用することで、SDNの実装を実現しました。これは、現在の非常にリアルな問題を解決してくれるSDNのアプリケーションです。」
Allegroは、既存の光ファイバーインフラストラクチャと伝送システムを使用して接続されたジュニパーのMXシリーズ3Dエッジルーターを使ってネットワークを構築しました。Allegro Networks社は、各種MXシリーズプラットフォーム(MX960 3DユニバーサルエッジルーターからMX80 3Dユニバーサルエッジルーターまで)を選択し、場所によって異なるポート密度やスループットの要件に、費用対効果の高い方法で対応できるようにしました。各MXシリーズプラットフォームはそれぞれのシステムでプロバイダ機能とプロバイダエッジ機能を組み合わせ、フラットなネットワークを構築するように構成されました。ネットワークサービスは、透過的な擬似配線イーサネットを使用して提供され、潜在的なファイバー障害を回避する高速フェイルオーバーメカニズムが実装されていました。Allegroは、ジュニパーの現地パートナーであるImtech ICTと緊密に連携し、サポートサービスを提供し、完全実装前にラボでPoCを開発しました。
Allegro Networksは、英国全土における30のデータセンターと4か所のインターネットエクスチェンジポイントを対象に、Snap Platformポータルとソフトウェアプロビジョニングされたサービスのポートフォリオ立ち上げに成功しました。サービスプロビジョニングは完全に自動化されており、キャリアのお客様の多くはすでに「オンネット」接続されているため、ボタンをクリックするだけですぐに新しいサービスを開始でき、エンドツーエンドのサービスプロビジョニングを約100秒という速度で実現できます。
「これまでは、まずは販売代理店が競争力のある料金表を仕上げ、次に運営スタッフがサービス提供を手配することで、サービスプロバイダがホールセール型プロバイダ内の複数のゲートキーパー担当部署と交渉する必要がありました。Allegroのお客様が、新しいビジネスで、以前には達成できなかった成功を収められるようになったのは、このプラットフォームのおかげです。透明で一貫した価格体系があり、即時配送のサービスを注文できることがわかっているため、収益が生まれるまでの時間が短縮されます。「私たちは、通信のホールセール型を小売業のような体験に変えたのです」とDavidson氏は述べています。
業界には珍しく、Allegro Networksは、お客様が同一契約で終了したサービスを異なる物理的な場所に移すことを許可していますが、これはすべて同じプロビジョニングポータルを使用して制御されます。複雑だったにもかかわらず、プロジェクトは円滑に進みました。また、ジュニパー製機器の動作が予測可能であったことにも助けられました。「PoCフェーズから本番ネットワークに移行したとき、ジュニパーの機器は予測通りに機能しました」とDavidson氏は述べています。
2013年12月公開