Customer Success Story
農村地域に住むアラスカの人々に緊急サービスと専門医療を提供
慢性疾患の患者治療の成功率を向上させ、コストを削減
アラスカでは厳しい気候や広大な距離移動が、救急医療や定期診断を困難にしています。この問題を解決するために、Alaska Communications はジュニパーを基盤にセキュアな医療ネットワークを構築。24を超える医療機関が遠隔医療を行えるようになりました。
「アラスカでは、遠隔医療はただの単語ではありません」と言うのは、Alaska CommunicationsのヘルスケアプログラムマネージャーであるColin Underwood氏です。「ここで行われるヘルスケアのやり方なのです」アラスカでネットワークを構築するということは、山々、川、永久凍土、そして氷点下の気温を克服することを意味します。建設とメンテナンスシーズンは短く、作業員はクマ、オオカミ、その他の野生動物に注意する必要があります。しかしこういった苦労があっても、Alaska Communicationsのチームは、アラスカ州におけるヘルスケア提供の方法を変革するのをやめませんでした。
Alaska Communicationsは、ブロードバンドとITマネージドサービスを州内に提供する同社のコアネットワークでジュニパーのルーティングを長年利用してきた実績に基づいて、民間医療ネットワーク向けにJuniper MXシリーズのユニバーサルルーティングプラットフォームを採用しました。「ジュニパーは、当社の民間医療ネットワークにとって自然な選択でした」とUnderwood氏は述べています。Junosオペレーティングシステムの専門知識により、チームはネットワークを迅速に構築し、運用を簡素化できるようになりました。
ネットワークは高速、信頼性が高く安全な接続を医療従事者とパートナーに提供し、コアネットワークの稼働時間は99.999%です。IP/MPLS、QoS、サービスレベル保証などの機能が、コアからエッジ、そして医療機関の施設内まで拡張されるため、一貫した質の高いサービスをお客様に提供しやすくなります。
ジュニパーのネットワークは柔軟性を高め、Alaska Communicationsがヘルスケア顧客の個別のパフォーマンス、可用性、セキュリティ要件にネットワークを簡単に適応できるようにします。「お客様に耳を傾け、ニーズを理解し、一人一人に固有のソリューションを提供します」とUnderwood氏は述べています。「ジュニパーのインフラストラクチャでは、各お客様のニーズを満たすためにネットワークを微調整できますが、それこそがまさに自社を差別化する要因です。」
「遠隔医療以前は、ヘルスケアにおいてかなり長時間の遅れがありました」とUnderwood氏は述べています。「郵便、電話、FAXなどを使っていました。人々は、村にやってくる巡回の医師や看護師を待つ必要がありました」
Alaska Communicationsネットワークを活用することで、医療従事者が以前は不可能だったレベルで緊急サービスを農村地域と奥地に提供できるようになりました。高速ブロードバンドは、慢性疾患の患者を治療するコストを削減し、成功率を改善しました。
Alaska Communicationsネットワークを活用することで、医療従事者が、以前は不可能だったレベルで、農村地域の人々に緊急サービス、高度な診断、専門治療、緩和ケア、メンタルヘルスケアを提供できるようになりました。高速ブロードバンドは、慢性疾患の患者を治療するコストを削減し、成功率を改善しました。
500マイル以上離れた地域において、ブロードバンドは、Sitka Community Hospitalに大きな影響を及ぼしました。医療画像の送信を短時間でできるため、放射線技師がスキャンを読み込んで診断を医師に返すのにかかる時間を短縮できます。「病院と放射線プロバイダを接続するジュニパーのネットワークにより、その画像が2分で送信できるようになりました。」「医者に行ったときに、利用できるサービスが1つの建物内にあると想像してみてください。」とUnderwood氏は述べています。テクノロジーが継続的に進歩し、高速ブロードバンドのニーズがますます増大するにつれ、Alaska Communicationsは、世界で最も厳しい状況の下で信頼できる接続を提供する境界をさらに押し広げるように革新を続けています。
2018年10月公開