ソリューションブリーフ:ジュニパー検証済み設計(JVD)で、お客様と運用担当者のエクスペリエンスを向上
耐障害性、再現性、信頼性の高いネットワークアーキテクチャを実現
最適なネットワークの設計と導入を始めましょう。
特長
JVDは、耐障害性に優れたネットワークを構築するための規定アーキテクチャを提供します。
要件を満たす導入とアップグレード
JVD は、十分にドキュメント化された機能と適切な製品やソフトウェアのリリースを選択することで、繰り返し可能なネットワークを構築するための規定アーキテクチャを提供します。
- 複雑さを軽減
JVDプログラムでは、複雑さを軽減してネットワーキングチームの負担をサポートするソリューションを開発することができます。
- 優れた設計
ジュニパーは、業界基準とお客様に最も一般的なユースケースに基づいて、検証用の設計を選択しています。
- ユーザーエクスペリエンスを簡略化
JVD は、簡略化され卓越した運用エクスペリエンスを提供します。
課題
最新ネットワーキングのハードル
最新のエンタープライズ、データセンター、サービスプロバイダ環境のニーズをサポートするには、常に進化し続ける複雑なネットワーキングテクノロジーを実装する必要があります。これらの分野のIT部門は、社内外のユーザーにシームレスなエクスペリエンスを提供しなければならないという非常に大きなプレッシャーにさらされています。
例としては、企業内のモノのインターネットやクラウドアクセス、データセンターやキャンパスファブリックの大規模なスケールアウト、AIトレーニング、異種が混在したサービスプロバイダエッジ環境などがあります。
これらの要件を満たすには、あらゆるレベルの専門家にさまざまな課題が生じます。
- 企業のCIOやIT担当副社長などの上層部は、信頼性、拡張性、コスト効率に対する保証を必要としますが、これらはすべて運用の簡素化にかかっています。
- アーキテクトは、実装リスクを最小限に抑えながら、上層部からの要件を満たす適切なソリューションを決定する必要があり、ソリューション設計に適合する製品を決定する必要があります。
- ネットワークエンジニアおよび事業者は、複雑さとリスクが最小限のソリューションを実装する方法を見つけ、新製品や新技術への移行にかかる運用オーバーヘッドを最小限に抑えるソリューションのベストプラクティスを決定する必要があります。
ソリューション
JVDは、ベストプラクティスと実績のある設計を活用して導入を簡素化します。
ジュニパー検証済み設計(JVD)は、特徴が十分に記載された詳細な実装ドキュメントであり、特定のデバイス、アプリケーション、Junosバージョンを規定することができます。十分にテストされた、再現性があり、ベストプラクティスと数十年にわたる経験を活用したものであり、あらゆる企業の導入を簡素化することができます。
JVD を使用することで、信頼性が高く予測可能なエクスペリエンスとパフォーマンスが 得られます。お客様は、最初に製品を開梱する時から、ネットワークソリューションを展開するまで、サポートの提供も含めて、より良いエクスペリエンスを確保できます。
各JVDには、ソリューション概要とテストレポートが含まれています。
より多くの環境とユーザーシナリオをカバーできるように、JVDはベストプラクティスをベースにした詳細な標準アーキテクチャという独自のアプローチで設計されており、このアーキテクチャがJVD拡張機能を構築するためのコアとして機能します。これらの拡張機能によって、JVDの範囲を超えた、特定の機能のための増分設定が追加されます。
JVDおよびJVD拡張機能は以下を提供します。
- 要件を満たす導入に適したデータ
- リスクを軽減するのに適したインフラストラクチャ
- ドキュメント化されたすべてのソリューションに対する予測可能性
要件を満たす導入とアップグレード
JVD は、十分にドキュメント化された機能と適切な製品やソフトウェアのリリースを選択することで、対障害性に優れたネットワークを構築するための規定アーキテクチャを提供します。JVDはこれを以下によって実現します。
- 繰り返し可能なアーキテクチャ
- ジュニパーおよびサードパーティ製品との統合
- 開発プロセスを合理化するためのガイド付きウォークスルーと手順
この方法を採用することで、コンプライアンスを確保し、他のシステムやテクノロジーとの相互運用性を促進し、アップグレードのリスクとアップグレード前のテストにかかる時間を削減します。
リスクの軽減
現実世界のアプリケーションとトラフィックで開発およびテストされるJVDは、製品、機能、ツールのベストプラクティスを組み合わせて使用することで、お客様のニーズの大部分を満たすように設計されています。
この設計により、以下を実現します。
- 運用に影響を与える可能性のあるエラーや設定ミスのリスクを軽減
- 最高のパフォーマンス、信頼性、セキュリティを提供する設計と実装
- 根本的原因の分析にかかる時間を短縮することで、サポートを簡略化
予測可能性
JVDで採用しているテスト方法により、期待値を設定し、より信頼性と予測可能性が高く、測定可能な導入を実現できます。テスト効率は、多層構造になった信頼と一貫性のあるビルディングブロックを通じて確保されます(図1)。
この多層テストモデルの流れは次の通りです。
- プロセスは、新機能の機能テストから始まります。
- これに続いて、ソリューションアーキテクチャの健全性を確保するために、機能全体に対してマルチ機能テスト(MFT)を実行します。
- これに続いて、製品シリーズごとに回帰テスト、拡張テストおよびストレステストが含まれる製品出荷テスト(PDT)を実行します。
- 最後に、現実世界のモデルを使用して、ソリューションのエンドツーエンドテストを実行します。この段階では、PDTの出力が、ジュニパー製品とサードパーティ製品、および現実世界のトラフィックを使用したワークロードに活用されます。
この方法は、業界基準とベストプラクティスを満たしています。その結果、お客様のソリューションは、時間の経過とともに設計と維持が容易なものとなり、ネットワークのメンテナンスにかかる時間とリソースを削減できます。
耐障害性、信頼性、そして繰り返し可能
JVDで採用しているテスト方法により、期待値を設定し、より信頼性と予測可能性が高く、測定可能な導入を実現できます。
ベストプラクティスが最良の結果をもたらす
既知の特性とパフォーマンスプロファイルを持つソリューションを構築することで、お客様が情報に基づいた意思決定を行えるようにサポート
意思決定を迅速化
ほとんどのお客様のニーズを満たす設計で、ビジネスとテクノロジーの架け橋となり、実際のアプリケーションや条件で機能がどのように動作するかを検討
プレッシャー下での信頼性
特定のプラットフォームとソフトウェアバージョンに基づいて、ベストプラクティスの設計でトラフィックをテストし、定量化された統合ソリューションを提供
再現性
繰り返し可能なネットワーク設計で価値を引き出す
導入の迅速化
ガイダンス、自動化、あらかじめ構築済みの統合、および固定パッケージサービスで導入を簡素化
ジュニパーのメリット
JVDが運用担当者とユーザーのエクスペリエンスを最適化
JVDは、ポートフォリオ全体にわたるすべてのネットワークドメインへのソリューションの実装を成功に導く設計図となります。JVDの基礎となる広範なテストにより、事業者は期待されるパフォーマンスを設定し、より迅速で信頼性の高い導入を確保できます。これにより、企業は耐障害性と信頼性に優れた、繰り返し可能なソリューションを迅速に実装できます。
ジュニパーを選ぶ理由
The NOW Way to Network
ジュニパーネットワークスは、単に接続しているだけでは、優れた接続エクスペリエンスを得ることはできないと考えています。ジュニパーのAIネイティブネットワーキングプラットフォームは、AIを活用するためにゼロから構築されており、エッジからデータセンター、クラウドにいたるまで、高い安全性と持続可能性を備えた非常に優れたユーザーエクスペリエンスを提供します。詳細については、ジュニパーネットワークス (www.juniper.net/jp/ja)をご覧いただくか、X(旧Twitter)、LinkedIn、Facebookでジュニパーをフォローしてご確認ください。