EX9250 イーサネット スイッチ

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製品概要

EX9250シリーズのイーサネットスイッチは、企業環境向けのコンパクトかつプログラム可能で拡張性に優れたコア/アグリゲーションデバイスです。コストを削減して複雑さを解消すると同時に、キャリアクラスの信頼性も実現します。EX9250イーサネットスイッチは、100GbEコアへのパスを作成し、イーサネットVPNによるEvolved Enterprise Coreの展開を可能にすることで、キャンパスやデータセンターのアーキテクチャを劇的に簡素化します。

ex9250 front with top

製品説明

ジュニパーネットワークス®のEX9250シリーズは、コンパクトでプログラム可能な拡張性の高いイーサネットスイッチであり、キャンパスのワイヤリングクロゼットやオンプレミスのデータセンターに設置されているジュニパーネットワークスのEX2300、EX3400、EX4300、およびEX4600イーサネットスイッチなどのアクセススイッチのアグリゲーションに最適です。

EX9250は、ジュニパーのAIドリブンエンタープライズの重要な構成要素でもあります。このスイッチは、Ethernet VPN(EVPN)やVirtual Extensible LAN(VXLAN)などの技術により、オーバーレイネットワークをアンダーレイからを切り離し、ネットワーク管理者が異なるL3ネットワーク上に論理的なL2ネットワークを構築できるようにすることで、現代の企業ネットワークのニーズに応えます。

2つのEX9250シャーシオプションが用意されており、柔軟な導入が可能です:

  • EX9251イーサネットスイッチは、8ポートの1GbE/10GbEと4ポートの40GbE/100GbEをサポートする固定型の1Uシャーシです。
  • EX9253イーサネットスイッチは、2スロットのモジュール型3Uシャーシとなり、以下のラインカードの組み合わせをサポートします:
    • EX9253-6Q12Cは、QSFP28 40GbE/100GbEを12ポート、QSFP+ 40GbEを6ポート搭載したラインカードです
    • EX9253-6Q12C-Mは、QSFP28 40GbE/100GbEを12ポート、QSFP+ 40GbEを6ポート搭載し、Media Access Control Security(MACsec)に対応したラインカードです

フル構成では、1台のEX9253シャーシで最大144個の10GbEポート(すべてワイヤスピード)をサポートし、このクラスの豊富な機能とプログラマブルなスイッチとしては、業界で最も高いラインレートの10GbEポート密度を実現しています。EX9253スイッチは、1スロットあたり最大2.4Tbpsの通信が可能です。

カスタムシリコン

EX9250スイッチは、ジュニパーにより設計されたASIC、すなわちJuniper Oneカスタムシリコンをベースに、プログラマブルなパケットフォワーディングエンジン(PFE)を提供し、MPLS over IPを用いた仮想化やオーバーレイネットワークプロトコルなどのネットワークプロトコルをネイティブに対応しています。ジュニパーネットワークスのJunos®オペレーティングシステムのアップデートによって提供されるASICマイクロコードの変更は、既存のハードウェアが新規あるいは将来のネットワークプロトコルをサポートできるようにすることで、投資を保護します。

EX9250スイッチは、ジュニパーのクラウド対応エンタープライズアーキテクチャの重要なコンポーネントとして、企業ネットワークの構築にシンプルでオープン、そしてスマートなアプローチを提供します。EX9250スイッチは、Junos Fusion Enterprise技術をサポートしており、建物全体に配置された多数のデバイスを単一の論理デバイスとして管理することができます。 EX9250スイッチは、MPLS、仮想プライベートLANサービス(VPLS)、およびEVPNなどの先進技術を提供することで、ワークロードのモビリティやアプリケーションの可用性に欠かせないData Center Interconnect(DCI)もサポートしています。

EX9250スイッチは、レイヤ2とレイヤ3の両方のアプリケーショントラフィックをサポートしながら、大規模なネットワークの構築を可能にするEvolved Enterprise Core機能を提供します。EVPNやVXLANなどの技術を組み合わせることで、Evolved Enterprise Coreを実現させます。EVPNは、コントロールプレーンベースの学習によってネットワークを効率的に利用し、アクティブ/アクティブマルチホーミングをネイティブでサポートします。EVPNによるVXLANオーバーレイは、ネットワーク上でL2接続を可能にすると同時に、アクティブ/アクティブな冗長性、エイリアシング、マスメディアアクセスコントロール(MAC)のMass Withdrawalを提供します。 Evolved Enterprise Core では、ほとんどの場合、 プロバイダ エッジ(PE)スイッチ/ルーターは VXLAN L3 ゲートウェイを使用し、必要に応じて VXLAN セグメント間をルーティングすることができます。コアは標準的なIPネットワークであるため、EVPN/VXLANを利用することで、他のコアインフラを交換することなく、Evolved Coreを構築することができます。 EVPNでEvolved Coreを実現することで、ディストリビューション/アクセスレイヤーでJunos Fusionとその他の技術を統合することにより柔軟性が得られ、その後もEVPNの導入を拡大していくことが可能になります。

EX9250シリーズのスイッチは、Self-Driving Network™を実現するためのシンプルな設計になっており、サービスや顧客体験に影響が出る前にネットワークの障害や異常を検知して修正することを目標としています。これを可能にするのが、EX9250スイッチに搭載された以下の機能です。

  • 自動化:Puppet、Python、OpenStackなどの自動化アプリケーションとの統合に加えて、EX9250スイッチで利用可能なJuniper Extension Toolkit(JET)は、ネットワークの設計、構築、プロビジョニング、および運用のすべてのフェーズをカバーし、APIとプログラミングツールで実装され、よりプログラム的なインタラクションを実現します。JETには、イベントを購読してコールバック関数を指定できる通知APIや、コントロールプレーンやマネジメントプレーンにアクセスして運用および設定コマンドを実行できるサービスAPIが用意されています。
  • 分析:EX9250スイッチで利用可能なJunos Telemetry Interface (JTI)は、ネットワークリソースやサービスの状態を検出するために必要なデータを収集することを目的に、高度なテレメトリーを提供します。 これには、ネットワークインシデントの抑止と同じく、キャパシティ分析、シナリオシミュレーション、そして検知などが含まれます。JTIは、プッシュモデルを使用して非同期にデータを配信することで、ポーリングの必要性を排除するとともに、マネージメントステーションが一度だけデータを要求し、ストリーミングによる定期的なアップデートを購読できるようにしています。 その結果、JTIは、Self-Driving Networkに不可欠なテレメトリーデータを収集し、何千ものデバイスをサポートするように効果的に拡張することができます。

EX9250スイッチは、他のEXシリーズスイッチや、ジュニパーの仮想および物理SRXシリーズサービスゲートウェイと同様に、Junos Space® Network DirectorやJuniper SkyEnterpriseクラウド管理サービスなどの管理アプリケーションに対応しています。

表1.EX9250の特徴総括
特長EX9251EX9253
アーキテクチャ単一のデータ、制御、および管理プレーン独立した専用のデータ プレーン、コントロール プレーン、および管理プレーン
電力最大で2つの電源を収納可能:
  • DC -40~-72V(1+1リダンダンシー)
  • オートセンシング AC 120/240V(1+1リダンダンシー)
  • 最大消費電力:312 W (DC), 300 W (AC)
最大 6 個の電源:
  • DC -40~-72V(3+1リダンダンシー)
  • AC 100~120V(3+1リダンダンシー)
  • AC 200~240V(3+1リダンダンシー)
  • 最大消費電力:2692 W (DC), 2692 W (AC) 
冷却前面から背面へのエアフローを備えた内部リダンダントファントレイ前面から背面へのエアフローを備えた内部リダンダントファントレイ
重量(フル装備時)23.15 lb (10.5 kg)120 lb (54.43 kg)
最大スループット最大 800 Gbps最大で4.8Tbps
ルーティングエンジン(RE)統合型シングルRE
1.6GHz、8コアIntel Xeonプロセッサ
最大32ギガバイトのDRAM
ソリッドステートドライブ(SSD)(最大100GB)
コンソール、補助シリアル、およびイーサネット管理ポートUSBストレージインターフェース
プライマリおよびバックアップRE(1+1リダンダンシー)
1.6GHz、8コアIntel Xeonプロセッサ
最大64ギガバイトのDRAM デュ
アルフロントプラガブルソリッドステートドライブ(SSD)(各最大100GB)
コンソール、補助シリアル、ならびにイーサネット管理ポート USBストレージインターフェース
オペレーティング システムジュニパーネットワークスJunosオペレーティングシステムジュニパーネットワークスJunosオペレーティングシステム
高可用性連続運転を前提としたハードウェア:
  • 障害を分離する、セキュリティが強化されたモジュラー式アーキテクチャ
  • 拡張性とレジリエンス強化のため、コントロールプレーンとフォワーディングプレーンを分離
連続運転を前提としたハードウェア:
  • 障害を分離する、セキュリティが強化されたモジュラー式アーキテクチャ
  • コントロールプレーンとフォワーディングプレーンを分離し、拡張性とレジリエンスを強化
  • 透過的なフェイルオーバーとネットワーク リカバリー
  • グレースフル ルーティング エンジン スイッチオーバー(GRES)
  • ノンストップ アクティブ ルーティング(NSR)
  • ノンストップ ブリッジング(NSB)
レイヤー2機能

最大100万個のMACアドレス ミッドスケール(ML)ライセンス付属で、最大512,000個のAddress Resolution Protocol(ARP)エントリー(MLライセンスが無い場合256,000エントリー) 最大512,000個のForwarding Information Base(FIB)エントリー(MLライセンス付属)(MLライセンスが無い場合256,000エントリー)
ジャンボフレーム(最大9192バイト)
32,


000 VLAN VLAN登録プロトコル 802.3ad-リンクアグリゲーションコントロールプロトコル(LACP)
802.1D-スパニングツリープロトコル(STP) 802.1w-ラピッドスパニングツリープロトコル(RSTP)
802.1s-マルチプルスパニングツリープロトコル(MSTP)
VLANスパニングツリープロトコル(VSTP) レイヤー2プロトコルトンネリング(L2PT)
レイヤー 3 機能 100万個のIPv4ルーティングインフォメーションベース(RIB)
100万個のIPv6 RIB
スタティックルーティング
RIP v1/v2
OSPF v1/v2
OSPF v3
フィルタベースフォワーディング仮
想ルーターリダンダンシープロトコル(VRRP)
IPv6
双方向フォワーディング検知(BFD)
仮想ルーター
BGP(アドバンスト機能 ライセンス) IS-IS(アドバンスト機能 ライセンス)
ハードウェアトンネリングGREトンネリング
MPLS機能(アドバンスト機能ライセンス)
VPLS
BGP/MPLS VPNsイーサネットVPNs
マルチキャスト最大256,000個のIPv4マルチキャストルート
最大256,000個のIPv6マルチキャストルートインター
ネットグループ管理プロトコル(IGMP)v1/v2/v3 I
GMPスヌーピングマルチキャストリスナーディスカバリー(MLD)v1/v2
MLDスヌーピングプロト
コルインディペンデント
マルチキャスト PIM-SM、PIM-SSM、PIM-DM マルチキャストソースディスカバリープロトコル(MSDP)
ファイアウォールフィルター
イングレスとエグレスのL2-L4アクセスコントロールリスト(ACL):ポー
トACL VLAN ACL ルーターACL コントロー
ルプレーンのサービス拒否(DoS)対策
サービス品質(QoS)について
16,000ポリサー/シャーシ 8エグレスキュー/ポート W
eighted Random Early Detection(WRED)スケジューリング W
eighted Round-Robin(WRR)キューイング ストリクトプライオリティキューイング
仮想化
VMware NSX vSphereを備えたジュニパーコントレイルプラットフォームとの
統合 VXLAN VXLAN L2/L3ゲートウェイEVPNおよびVPLS for DCIなどのネットワー
ク仮想化プロトコル
管理Junos OS CLI Junos Space® Network Director
J
unos XML管理プロトコル S
NMP v1/v2/v3 R
ADIUS
TACACS+ 広
範なMIBサポート、ファイ
アウォールベースのポートミラーリング、Lin
k Layer Discovery Protocol (LLDP) Advanced Insight Solutions (AIS)

EX9250 のキャンパス導入オプション

EX9250は、主に以下の2つのユースケースを想定して設計されています:

  • EVPNマルチホーミングあるいはMC-LAGなど:相互に接続されたEX9250スイッチのペアを導入することで、コラプストコア/ディストリビューション構成にEVPNマルチホーミング(ESI-LAG)やマルチシャーシリンクアグリゲーション(MC-LAG)を実現することができます。 これにより、アクセス層からディストリビューション層まではマルチホーミング機能を備え、ディストリビューション層からコア層まではL3 IPファブリックとすることで、キャンパスネットワーク全体でのスパニングツリープロトコル(STP)が必要なくなります。また、EVPNマルチホーミングは、ディストリビューション層で2台以上のデバイスを使用することにより、水平方向の拡張性をサポートし、EVPNをコアまで広げることができます。
  • キャンパスファブリック:AI-Driven Enterpriseアーキテクチャは、EVPNやVXLANなどの技術により、オーバーレイネットワークとアンダーレイを切り離し、ネットワーク管理者が異なるL3ネットワーク上に論理的なL2ネットワークを構築できるようにすることで、最新のエンタープライズネットワークのニーズに対応可能となります。ジュニパーは、EVPN-VXLANをベースにした様々なキャンパスファブリックアーキテクチャをサポートしています:
    • キャンパスファブリックのコアディストリビューション
    • キャンパスファブリックのIP Clos
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図1:EVPNマルチホーミングやキャンパスファブリックアーキテクチャーのディストリビューションおよびコアとしてのEX9250

キャンパスファブリックアーキテクチャでは、キャンパスとデータセンターを単一のIPファブリックとして管理し、ジュニパーが提供するOver-the-Top(OTT)ポリシーおよびコントロールを利用することが可能です。スイッチは何台でもClosネットワークやIPファブリックに接続することができます。EVPN-VLANがファブリックを拡張して複数の企業ビルを接続し、VXLANはネットワーク全体にL2を拡張します。 ディストリビューション層とコア層の間のIP Closネットワークには、2つのモードがあります:centrally routed bridgingオーバーレイ、または edge-routed bridgingオーバーレイです。

アーキテクチャと主要コンポーネント

EX9250シリーズは、キャンパスディストリビューションとコアイーサネットスイッチに共通する多くのアーキテクチャ要素を備えています。これらのスイッチに採用されているREは、すべてのL2およびL3プロトコルを処理しながら、シャーシを管理するJunos OSを搭載しています。EX9251スイッチとEX9253ラインカードには、ネットワークトラフィックを処理するパケットフォワーディングエンジン(PFE)が搭載されています。

EX9251は、小規模な企業キャンパスへの導入を想定して設計されています。スイッチの奥行きが浅いので、配線クローゼットや配電設備に最適です。中断することなく動作を維持するために、冗長化された可変速度ファンがREとPFEのみならずシステムを冷却します。ホットスワップ対応の冗長電源は、建物に供給される電源をシステムに必要な内部電圧に変換します。

EX9253は、中規模企業向けに設計されており、効率的なマルチキャストレプリケーション処理とディープバッファリングにより、大規模環境並みのパフォーマンスを担保します。冗長化された可変速度ファンを備えたトレイが、ラインカード、RE、およびPFEを冷却することで、継続的な稼働を可能にしています。EX9253の電源が、建物へ供給される電源をシステムに必要な内部電圧に変換します。EX9253の全てのコンポーネントはホットスワップが可能であり、全ての中枢機能が冗長構成で利用できるため、高い稼働率を実現し、メンテナンスや修理時にもシステムを継続して稼働させることができます。

ソフトウェアの機能

EX9251とEX9253は、L2およびL3のサービスを幅広くサポートしています。EX9250スイッチは、Juniper Oneカスタムシリコンを採用しており、802.1Q VLAN、リンクアグリゲーション、仮想ルーターリダンダンシープロトコル(VRRP)、L2からL3へのマッピング、およびポートモニタリングなど、L2ならびにL3のイーサネット機能を幅広くサポートしています。また、ラインカードは、フィルタリング、サンプリング、ロードバランシング、レートリミット、クラスオブサービス(CoS)など、信頼性の高い高性能なイーサネットインフラの導入に必要な機能をサポートしています。

EX9250ルーティングエンジン

EX9250シリーズで採用されているルーティングエンジンは、ジュニパーネットワークスのルーターで使用されフィールドで高い実績をもつハードウェアアーキテクチャーをベースにしており、キャリアクラスにおいてジュニパーのルーターが世界最大のサービスプロバイダーのネットワークにもたらしているものと同程度のパフォーマンスと信頼性をEX9250に対しても提供します。 REの中央CPUは、すべてのシステム制御機能を実行し、スイッチのハードウェアフォワーディングテーブルとルーティングプロトコルの状態を保持します。

  • EX9251は、8コア、1.6GHzのインテルプロセッサーと32ギガバイトのDRAM、そしてJunos OSイメージとログ用に100GBのストレージを提供する内蔵固定式SSDを搭載した統合型REで、コントロールプレーンとマネジメントプレーンの機能をサポートします。REに搭載された専用ハードウェアは、環境監視などのシャーシ管理機能をサポートしています。
  • EX9253は、8コアの1.6GHzインテルプロセッサーと64ギガバイトのDRAM、そしてJunos OSのイメージやログを保存するための100GBのストレージを備えたデュアルフロントプラガブルSSDを搭載した統合型REで、コントロールプレーンとマネジメントプレーンの機能をサポートしています。REに搭載された専用ハードウェアは、環境監視などのシャーシ管理機能をサポートしています。REモジュールと個々のラインカード間の通信は、専用の内部GbE帯域外制御インターフェースを介して行われます。

EX9251とEX9253のフロントパネルには、AUX、コンソール、およびイーサネットの各ポートが装備されており、帯域外におけるシステム管理やモニタリングが可能です。また、外部USBポートには、Junos OSのイメージを手動でインストールするためのリムーバブルメディアインターフェイスが搭載されています。

電力

すべてのEX9250スイッチは、ACとDCの両方の電源に対応していますが、同じシャーシ内でACとDCの電源を混在させることはできません。

  • EX9251は、最大2つのACまたはDC電源をサポートしています。AC電源は、100~240VのAC入力に対応し、650Wの電力をシャーシに供給します。一方、DC電源は、-40~-72VのDC入力に対応し、650Wの電力を供給します。EX9251には,ハイライン(AC200~240V)電源入力のAC電源を1台または2台,ローライン(AC100~120V)電源入力のAC電源を1台または2台,あるいはDC電源を1台または2台搭載することができます。
  • EX9253は、最大6台のACまたはDC電源をサポートしています。AC電源は100~240VのAC入力に対応し、110Vで6600W、220Vで9600Wの電力を供給します。DC電源は-40~-72VのDC入力に対応し、6600Wの電力をシャーシに供給します。EX9253には、ハイライン(AC200~240V)の電源を3~6台、ローライン(AC100~120V)の電源を3~6台、またはDC電源を3~6台搭載することができます。
表2.EX9253の消費電力
 標準消費電力最大消費電力
EX9253-6Q12Cラインカード740 W800 W
EX9253-6Q12C-Mラインカード770 W770 W
表3.EX9250の最大消費電力
 EX9251EX9253
AC100~120Vの入力300 W2692 W
AC200~240Vの入力300 W2692 W
DC -40~-72Vの入力312 W2692 W

特長とメリット

ネットワークアーキテクチャの簡素化

EX9250シリーズのスイッチは、ネットワークレイヤーをコラプス化させることで、キャンパス、データセンター、およびキャンパスとデータセンターを組み合わせたネットワーク環境をシンプル化するのに最適です。

キャンパス内のMC-LAG構成に導入する場合、EX9250スイッチは、ジュニパーのEX4300、EX3400、およびEX2300などのアクセス層スイッチと連携することで、STPの必要性がなくなり、コア層とアグリゲーション層を統合し、ネットワークアーキテクチャとネットワーク運用を劇的に簡素化します。

同様に、データセンターでは、EX9250スイッチを使ってコア層とアグリゲーション層を統合することができます。 EX9251とEX9253をジュニパーのアクセススイッチと組み合わせてMC-LAG構成で使用すると、管理する機器の数が50%以上削減され、STPが不要になります。

キャンパスとデータセンターを組み合わせた環境では、EX9250ラインがネットワークレイヤーを統合し、ネットワークアーキテクチャおよび運用を簡素化します。 すべてのシナリオにおいて、EX9250シリーズのスイッチは、シンプルで安全な仮想化ネットワーク環境を実現し、企業のビジネスにおける敏捷性を高めます。

高可用性

コアスイッチとして使用する場合、EX9250シリーズは、ホットスワップ可能な冗長電源とフィールド交換可能なファンに加え、キャリアクラスのパフォーマンスを維持する数多くの高可用性機能を提供します。各EX9253シャーシには、ホットスタンバイモードのバックアップとして冗長化されたREを収容するスロットが追加されており、プライマリREに障害が発生した場合でも、すぐにバックアップが可能です。プライマリREに障害が発生した場合、Junos OSの統合されたL2とL3のGRES機能は、NSRおよびNSB機能と連携して、バックアップへの制御の移行をシームレスに行い、アプリケーション、サービス、ならびにIP通信へのアクセスを中断することなく維持します。

キャリアクラスの OS

EX9250シリーズは、ジュニパーネットワークスの他のEXシリーズイーサネットスイッチや、世界最大かつ最も複雑なネットワークを支えるジュニパーネットワークスのルーターで使用されているJunos OSを搭載しています。

ジュニパーは、共通のオペレーティング システムを使用することにより、すべての製品でコントロール プレーン機能の一貫した実装と運用を実現しています。この一貫性を維持するために、Junos OSは、単一のソースコードを使用し、単一のリリーストレインに従って、高度に統制された開発プロセスを遵守し、孤立した障害がシステム全体をダウンさせるのを防ぐために、高可用性のモジュラーアーキテクチャを採用しています。

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図2:EX9250による、キャンパス、データセンター、およびキャンパスならびにデータセンターを組み合わせた環境でのレイヤー統合

これらの特長は、ソフトウェアのコア価値の基本となるものであり、すべての Junos OS 使用製品を同じソフトウェア リリースで同時に更新することが可能です。すべての機能は完全なリグレッションテストが実施され、新しいリリースは以前のバージョンの真のスーパーセットになっています。お客様は、すべての既存の機能が維持されることを完全に信頼してソフトウェアを導入し、同じ方法で運用できます。

管理と運用の簡素化:

EX9250シリーズには、さまざまなシステム管理オプションが用意されています。

標準のJunos OS CLIは、Junos OSを搭載したすべてのデバイスに共通するきめ細かな管理機能とスクリプトパラメータを提供します。さらに、統合されたJunos XML管理プロトコルツールは、OSに関連する潜在的な問題を早期に発見し、自動的に解決します。

ジュニパーネットワークスのJunos Space Network Directorソフトウェアは、すべてのEXシリーズのスイッチをはじめ、ネットワーク全体に展開されているその他のジュニパー製品を、単一のコンソールからシステムレベルで管理します。

MACsec

EX9253-12C8Q-Mラインカードは、IEEE 802.1ae MACsecとAES256ビット暗号化をサポートしており、リンクレイヤーデータの機密性、データの整合性、データ送信元の認証をサポートします。ソフトウェアでMACsecを有効にするには、EX9253シャーシに単一のEX9253-SFLライセンスが必要です。

IEEE 802.1aeで定義されているMACsecは、リンク層で安全な暗号化通信を提供し、DoSなどの侵入攻撃や、ファイアウォールの背後から仕掛けられる中間者攻撃、マスカレード攻撃、受動的盗聴攻撃、およびプレイバック攻撃などの脅威を識別し排除することができます。 スイッチのポートに導入されたMACsecは、ワイヤ上のすべてのトラフィックを暗号化しますが、スイッチ自体の内部では暗号化されません。これにより、スイッチは、ワイヤ上のパケットのセキュリティを損なうことなく、QoS、ディープパケットインスペクション、およびsFlowなどのポリシーを各パケットに適用することができます。

MACsecは、ホップバイホップ暗号化により、ネットワークインテリジェンスを維持しながら、通信のセキュリティを強化できます。また、イーサネットベースのWANネットワークでは、MACsecを使用して長距離接続のリンクを保護することができます。MACsecは、L3および上位層のプロトコルに対して透過的であり、IPトラフィックに限らず、イーサネットリンクを通過させる全種類の有線あるいは無線トラフィックに対応しています。

スケールライセンスについて

EX9251-MLとEX9253-MLのMega Scaleライセンスは、EX9250ラインシャーシで512,000のFIBおよびARPエントリをサポートします。シャーシ1台に1つのMLライセンスが必要です。

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仕様

表4.EX9250のシステム容量
 EX9251EX9253
最大スループット帯域/スロット 800 Gbps
400 Gbps 全二重通信
2.4Tbps/スロット
1.2Tbps全二重通信
最大10GbEポート密度(ワイヤースピード) 24144(ブレークアウトケーブル使用時)
最大40GbEポート密度(ワイヤースピード) 436
最大100GbEポート密度(ワイヤースピード) 424
表5.シャーシの仕様
 EX9251EX9253
外形寸法 (幅 x 高さ x 奥行き)17.6×1.75×18.7インチ(44.7 x 4.45 x 47.5 cm)19 x 5.217 x 30インチ(48.26 x 13.25 x 76.2 cm)
総奥行きには、標準的なケーブルマネージャーの寸法を含みます。
ラック ユニット1U3U
重量(フル装備時)23.15 lb (10.5 kg)120 lb (54.43 kg)
スロットの総数該当なし3
ラインカードで利用可能なスロット該当なし2
表6.EX9253のラインカード容量
ライン カードEX9253
EX9253-6Q12C2.4 Tbps
EX9253-6Q12C-M2.4 Tbps

EX9253のラインカード仕様

外形寸法(幅 x 高さ x 奥行き)

  • 1.25×17×22インチ(3.2 x 43.2 x 55.9 cm)

重量

  • EX9253-6Q12C: 14.0 lb (6.6 kg)
  • EX9253-6Q12C-M: 14.8 lb (6.7 kg)

機能別仕様

IEEE コンプライアンス

  • IEEE 802.1AB:Link Layer Discovery Protocol(LLDP)
  • IEEE 802.1D-2004:Spanning Tree Protocol(STP)
  • IEEE 802.1p:Class-of-service(CoS)prioritization
  • IEEE 802.1Q:Virtual Bridged Local Area Networks
  • IEEE 802.1s:Multiple Spanning Tree Protocol(MSTP)
  • IEEE 802.1w:Rapid Spanning Tree Protocol(RSTP)
  • IEEE 802.3:10BASE-T
  • IEEE 802.3u:100BASE-T
  • IEEE 802.3ab:1000BASE-T
  • IEEE 802.3z:1000BASE-X
  • IEEE 802.3ae:10-Gigabit Ethernet
  • IEEE 802.3ba:40-Gigabit/100-Gigabit Ethernet
  • IEEE 802.3ah:Operation, Administration, and Maintenance(OAM)
  • IEEE 802.3ad:Link Aggregation Control Protocol(LACP)
  • IEEE 802.1ae:Media Access Control Security

RFC コンプライアンス

  • RFC 768:UDP
  • RFC 783:Trivial File Transfer Protocol(TFTP)
  • RFC 791:IP
  • RFC 7925 Internet Control Message Protocol(ICMP)
  • RFC 793:TCP
  • RFC 826:ARP
  • RFC 854:Telnet client and server
  • RFC 894:IP over Ethernet
  • RFC 903:Reverse Address Resolution Protocol(RARP)
  • RFC 906:TFTP Bootstrap
  • RFC 951、1542:BootP
  • RFC 1027:Proxy ARP
  • RFC 1058:RIP v1
  • RFC 1112:IGMP v1
  • RFC 1122:Host Requirements
  • RFC 1195:Use of Open Systems Interconnection(OSI)IS-IS for Routing in TCP/IP and Dual Environments (TCP/IP transport only)
  • RFC 1256:IPv4 ICMP Router Discovery Protocol(IRDP)
  • RFC 1492:TACACS+
  • RFC 1519:Classless Interdomain Routing(CIDR)
  • RFC 1587:OSPF NSSA Option
  • RFC 1591:Domain Name System(DNS)
  • RFC 1745:BGP4/IDRP for IP-OSPF Interaction
  • RFC 1765:OSPF Database Overflow
  • RFC 1771:Border Gateway Protocol 4
  • RFC 1772:Application of the Border Gateway Protocol in the Internet
  • RFC 1812:Requirements for IP Version 4 Routers
  • RFC 1965:Autonomous System Confederations for BGP
  • RFC 1981:Path maximum transmission unit (MTU) discovery for IPv6
  • RFC 1997:BGP Communities Attribute
  • RFC 2030:Simple Network Time Protocol(SNTP)
  • RFC 2068:HTTP server
  • RFC 2080:RIPng for IPv6
  • RFC 2081:RIPng Protocol Applicability Statement
  • RFC 2131:BOOTP/Dynamic Host Configuration Protocol (DHCP) relay agent and DHCP server
  • RFC 2138:RADIUS Authentication
  • RFC 2139:RADIUS Accounting
  • RFC 2154:OSPF with Digital Signatures (password, Message Digest 5)
  • RFC 2236:IGMP v2
  • RFC 2267:Network Ingress Filtering
  • RFC 2270:BGP-4 Dedicated autonomous system (AS) for sites/single provider
  • RFC 2283:Multiprotocol Extensions for BGP-4
  • RFC 2328:OSPF v2 (Edge mode)
  • RFC 2338:VRRP
  • RFC 2362:PIM-SM (Edge mode)
  • RFC 2370:OSPF Opaque LSA Option
  • RFC 2373:IPv6 Addressing Architecture
  • RFC 2375:IPv6 Multicast Address Assignments
  • RFC 2385:TCP MD5 Authentication for BGPv4
  • RFC 2439:BGP Route Flap Damping
  • RFC 2453:RIP v2
  • RFC 2460:Internet Protocol, v6 (IPv6) specification
  • RFC 2461:Neighbor Discovery for IP Version 6 (IPv6)
  • RFC 2462:IPv6 Stateless Address Autoconfiguration
  • RFC 2463:ICMPv6
  • RFC 2464:Transmission of IPv6 Packets over Ethernet Networks
  • RFC 2474:DiffServ Precedence, including 8 queues/port
  • RFC 2475:DiffServ Core and Edge Router Functions
  • RFC 2526:Reserved IPv6 Subnet Anycast Addresses
  • RFC 2545:Use of BGP-4 Multiprotocol Extensions for IPv6 Interdomain Routing
  • RFC 2547:BGP/MPLS VPNs
  • RFC 2597:DiffServ Assured Forwarding (AF)
  • RFC 2598:DiffServ Expedited Forwarding (EF)
  • RFC 2710:Multicast Listener Discovery (MLD) for IPv6
  • RFC 2711:IPv6 Router Alert Option
  • RFC 2740:OSPF for IPv6
  • RFC 2796:BGP Route Reflection(supersedes RFC 1966)
  • RFC 2796:Route Reflection
  • RFC 2858:Multiprotocol Extensions for BGP-4
  • RFC 2893:Transition Mechanisms for IPv6 Hosts and Routers
  • RFC 2918:Route Refresh Capability for BGP-4
  • RFC 3031:Multiprotocol Label Switching Architecture
  • RFC 3032:MPLS Label Stack Encoding
  • RFC 3036:LDP Specification
  • RFC 3065:Autonomous System Confederations for BGP
  • RFC 3176:sFlow
  • RFC 3215:LDP State Machine
  • RFC 3306:Unicast-Prefix-based IPv6 Multicast Addresses
  • RFC 3376:IGMP v3
  • RFC 3392:Capabilities Advertisement with BGP-4
  • RFC 3446:Anycast Rendezvous Point (RP) Mechanism using PIM and MSDP
  • RFC 3478:Graceful Restart for Label Distribution Protocol
  • RFC 3484:Default Address Selection for IPv6
  • RFC 3513:Internet Protocol Version 6 (IPv6) Addressing
  • RFC 3569:PIM-SSM PIM Source Specific Multicast
  • RFC 3587:IPv6 Global Unicast Address Format
  • RFC 3618:Multicast Source Discovery Protocol(MSDP)
  • RFC 3623:OSPF Graceful Restart
  • RFC 3768:Virtual Router Redundancy Protocol(VRRP)
  • RFC 3810:Multicast Listener Discovery Version 2 (MLDv2) for IP
  • RFC 3973:PIM-Dense Mode
  • RFC 4213:Basic Transition Mechanisms for IPv6 Hosts and Routers
  • RFC 4291:IPv6 Addressing Architecture
  • RFC 4360:BGP Extended Communities Attribute
  • RFC 4364:BGP/MPLS IP Virtual Private Networks (VPNs)
  • RFC 4443:ICMPv6 for the IPv6 specification
  • RFC 4486:Sub codes for BGP Cease Notification message
  • RFC 4552:Authentication/Confidentiality for OSPFv3
  • RFC 4604:Using Internet Group Management Protocol Version 3 (IGMPv3)
  • RFC 4724:Graceful Restart Mechanism for BGP
  • RFC 4761:Virtual Private LAN Service(VPLS)using BGP for auto-discovery and signaling
  • RFC 4798:Connecting IPv6 Islands over IPv4 MPLS Using IPv6 Provider Edge Routers (6PE)
  • RFC 4861:Neighbor Discovery for IPv6
  • RFC 4862:IPv6 Stateless Address Autoconfiguration
  • RFC 5095:Deprecation of Type 0 Routing Headers in IPv6
  • RFC 5286:Basic Specification for IP Fast Reroute: Loop-Free Alternates
  • RFC 5306:Restart Signaling for IS-IS
  • RFC 5308:Routing IPv6 with IS-IS
  • RFC 5340:OSPF for IPv6
  • Draft-ietf-bfd-base-09.txt: Bidirectional Forwarding Detection
  • RFC 7432:BGP MPLS-based Ethernet VPN

管理と分析のプラットフォーム

  • ジュニパーミストのキャンパス向け有線保証
  • キャンパス向けJunosスペースネットワークディレクター
  • Junosスペース®マネジメント

デバイスの管理と運用

  • Virtual Extensible Local Area Network (VXLAN)
  • REST API
  • アウトバウンドHTTPSを介したNETCONFセッション
  • Juniper Extension Toolkit(JET)
  • OpenFlow v1.3
  • Junos OS CLI
  • アウトオブバンド管理:シリアル、10/100/1000BASE-T イーサネット
  • ASCII 設定ファイル
  • レスキュー設定
  • 設定ロールバック
  • イメージ ロールバック
  • SNMP v1、v2c、v3
  • RMON(RFC 2819):グループ、1、2、3、9
  • Network Time Protocol(NTP)
  • DHCP サーバー
  • DHCPリレー(Option 82搭載)
  • RADIUS
  • TACACS+
  • SSHv2
  • Secure copy
  • DNS リゾルバー
  • Syslogのログ
  • 環境監視
  • 温度センサー
  • FTP/Secure copy 経由の設定バックアップ

ネットワーク管理 - MIB サポート

  • J-Flow
  • RFC 1155:Structure of Management Information (SMI)
  • RFC 1157:SNMPv1
  • RFC 1212、RFC 1213、RFC 1215:MIB-II, Ethernet-like MIB, and traps
  • RFC 1657:BGP-4 MIB
  • RFC 1724:RIPv2 MIB
  • RFC 1850:OSPFv2 MIB
  • RFC 1901:Introduction to Community-based SNMPv2
  • RFC 1902:Structure of Management Information for Version 2 of the Simple Network Management Protocol (SNMPv2)
  • RFC 1905、RFC 1907:SNMP v2c, SMIv2, and Revised MIB-II
  • RFC 2011:SNMPv2 for IP using SMIv2
  • RFC 2012:SNMPv2 for transmission control protocol using SMIv2
  • RFC 2013:SNMPv2 for user datagram protocol using SMIv2
  • RFC 2096:IPv4 Forwarding Table MIB
  • RFC 2287:System Application Packages MIB
  • RFC 2465:Management Information Base for IP Version 6
  • RFC 2570–2575:SNMPv3, user-based security, encryption, and authentication
  • RFC 2576:Coexistence between SNMP Version 1, Version 2, and Version 3
  • RFC 2578:SNMP Structure of Management Information MIB
  • RFC 2579:SNMP Textual Conventions for SMIv2
  • RFC 2665:Ethernet-like interface MIB
  • RFC 2787:VRRP MIB
  • RFC 2819:RMON MIB
  • RFC 2863:Interface Group MIB
  • RFC 2863:Interface MIB
  • RFC 2922:LLDP MIB
  • RFC 2925:Ping/Traceroute MIB
  • RFC 2932:IPv4 Multicast MIB
  • RFC 3413:SNMP Application MIB
  • RFC 3826:The Advanced Encryption Standard (AES) Cipher Algorithm in the SNMP
  • RFC 4188:STP and Extensions MIB
  • RFC 4363:Definitions of Managed Objects for Bridges with traffic classes, multicast filtering, and VLAN extensions
  • Draft-ietf-idr-bgp4-mibv2-02.txt: Enhanced BGP-4 MIB
  • Draft-ietf-isis-wg-mib-07
  • Draft-reeder-snmpv3-usm-3desede-00
  • Draft-ietf-idmr-igmp-mib-13
  • Draft-ietf-idmr-pim-mib-09
  • Draft-ietf-bfd-mib-02.txt

トラブルシューティング

  • デバッグ:コンソール、Telnet、SSH 経由の CLI
  • 診断:表示、デバッグ、統計コマンド
  • ファイアウォールベースのポートミラーリング
  • IP ツール:拡張 ping/trace
  • commit & rollback機能

動作環境

  • 動作時温度:0~40℃(32~104°F)
  • 保管時温度:-40~70°C(-40~158°F)
  • 動作時高度:最高 3,048 m(10,000 フィート)
  • 動作時相対湿度:5~90%(結露しないこと)
  • 非動作時相対湿度:5~95%(結露しないこと)
  • 耐震:GR-63、ゾーン 4 地震環境の要件に準拠

最大熱出力

(推定値であり、変動する場合があります)

  • EX9251のAC電源:1,275BTU/時間(360W);DC電源:1,275 BTU/時(360 W)
  • EX9253のAC電源:13,600 BTU/時(3840 W);DC電源:13,600 BTU/時(3840 W)

安全性/コンプライアンス

安全規格

  • CAN/CSA-22.2 No.60950-00/UL 1950 第 3 版、情報技術機器の安全性について
  • EN 60825-1 Safety of Laser Products—Part 1: 機器の分類、要求事項、およびユーザーズガイド
  • EN 60950 情報技術機器の安全性について
  • IEC 60950-1(2001)情報技術機器の安全性(国別偏差あり)
  • EN 60825-1 +A1+A2 (1994) Safety of Laser Products—Part 1: Equipment Classification
  • EN 60825-2(2000)レーザー製品の安全性-パート2:光ファイバー通信の安全性についてシステム
  • C-UL to CAN/CSA 22.2 No.60950-1(Second Edition)
  • TUV/GS to EN 60950-1、Amendment A1-A4、A11
  • CE-IEC60950-1、すべての国別偏差

EMC

  • AS/NZS CISPR22:2009
  • EN 55022 2006+A1:2007 欧州の放射性エミッション
  • FCC 47CFR , パート15 クラスA(2009)USAの放射性エミッション
  • VCCI-V-3/2009.04およびV-4/2009.04日本の放射性エミッション
  • BSMI CNS 13438 and NCC C6357 Taiwan Radiated Emissions
  • EN 300 386 V1.5.1 通信ネットワーク機器 - EMCの要求事項
  • ICES-003 Issue 4、2004 年 2 月カナダの放射性エミッション
  • CISPR 24:1997/A1:2001/A2:2002 IT機器の免疫特性

イミュニティー

  • EN 55024:1998/A1:2001/A2:2003情報技術機器のイミュニティー特性
  • EN-61000-3-2(2006)パワーラインハーモニック
  • EN-61000-3-3 +A1 +A2 +A3(1995)電源ラインの電圧変動
  • EN-61000-4-2 +A1 +A2(1995)静電気対策
  • EN-61000-4-3 +A1+A2(2002)放射性イミュニティー
  • EN-61000-4-4(2004)電気的高速トランジェント
  • EN-61000-4-5(2006)サージ
  • EN-61000-4-6(2007)伝導妨害に対するイミュニティー
  • EN-61000-4-11(2004)電圧ディップとサグ

顧客固有のEMC要件

  • GR-1089-Core Issue 6 (2011年5月)ネットワーク通信機器のEMCおよび電気安全性
  • AT&T TP-76200 問題 17(2012)ネットワーク機器の電源、グルーディング、環境、および物理的な設計要件
  • Verizon TPR.9305 問題 5(2012)Verizon NEBS コンプライアンス:NEBSコンプライアンスに関する説明書
  • Deutsche Telekom 1TR9 (2008) EMC Specification
  • British Telecom EMC Immunity Requirements (2007)
  • IBM C-S 2-0001-005 ESD
  • IBM C-S 2-0001-012の無線周波数電磁気の感受性
  • ITU-T K.20 (2011) テレコムセンターに設置されている通信機器の過電圧および過電流に対する耐性
  • ジュニパーのインダクションGND(JIG)

ETSI

  • ETSI EN-300386-2 電気通信ネットワーク機器の電磁両立性に関する要求事項

ネットワーク機器構築システム(NEBS)について

  • SR-3580 NEBS 指標レベル(レベル3 準拠)
  • GR-63-Core: NEBS、物理的保護

環境規制

  • 有害物質の削減(ROHS) 5/6

Telco

  • Common Language Equipment Identifier(CLEI)コード

保証

保証情報については、www.juniper.net/support/warranty/まで。

ジュニパーネットワークスのサービスとサポート

ジュニパーネットワークスは、ネットワークの高速化、拡張、最適化を実現する高度なパフォーマンスサービスに対応するリーダーです。当社のサービスをご利用いただくと、コストを削減し、リスクを最小限に抑えながら、業務効率を最大限に高めることが可能となり、ネットワークへの投資から早期に収益を図ることができます。また、ネットワークを最適化することで、必要なパフォーマンスレベルや信頼性、可用性を維持し、卓越した運用を実現します。詳細については、www.juniper.net/jp/ja/products-services をご覧ください。

注文情報

モデル番号説明
ハードウェア
EX9251-8X4CEX9251システム 8x10GbE SFP+ポート、4x40GbE QSFP+/100GbE QSFP28ポート、2x AC PSU JNP-PWR650-AC、3x ファントレイ JNP-FAN-1RU、および必要なすべてのブランクパネル(オプティクスは別売)
EX9251-8X4C-DCEX9251システム 8x10GbE SFP+ポート、4x40GbE QSFP+/100GbE QSFP28ポート、2x DC PSU JNP-PWR650-DC、3x ファントレイ JNP-FAN-1RU、および必要なすべてのブランクパネル(オプティクスは別売)
EX9253-BASE-ACベースとなるEX9253のシステム構成:3スロットのEX9253-CHAS-3RUシャーシ、4×ファントレイJNP-C1-FAN-3RU、1×ルーティングエンジンEX9253-RE、3×JNP-PWR1600-AC-BB AC PSUs、および必要なすべてのブランクパネル
EX9253-BASE-DCベースとなるEX9253のシステム構成:3スロットのEX9253-CHAS-3RUシャーシ、4xファントレイJNP-C1-FAN-3RU、1xルーティングエンジンEX9253-RE、3xJNP-PWR1100-DC-BB DC PSUs、および必要なすべてのブランクパネル
EX9253-RED-ACEX9253のリダンダント化した構成:3スロットのEX9253-CHAS-3RUシャーシ、4xファントレイJNP-C1-FAN-3RU、2xルーティングエンジンEX9253-RE、4xJNP-PWR1600-AC-BB AC PSUs、および必要なすべてのブランクパネル
EX9253-RED-DCEX9253のリダンダント化した構成:3スロットのEX9253-CHAS-3RUシャーシ、4xファントレイJNP-C1-FAN-3RU、2xルーティングエンジンEX9253-RE、4xJNP-PWR1100-DC-BB DC PSUs、および必要なすべてのブランクパネル
EX9253-BND1EX9253-BASE-ACとEX9253-6Q12Cラインカードで構成されるバンドルで、2つのアイテムとして別々に出荷
EX9253のラインカード
EX9253-6Q12C6x40GbEポートと12x40GbE/100GbEポートを搭載したEX9253ラインカード
EX9253-6Q12C-M6×40GbEポートと12×40GbE/100GbE MACsec AES256ポートを搭載したEX9253ラインカード
EX9250プラガブルオプティクス
EX-SFP-10GE-SR小型フォームファクタプラガブルトランシーバー(SFPトランシーバー) 10GbE(SFP+トランシーバー) ショートリーチ(SR)オプティクス
EX-SFP-10GE-LRSFPトランシーバー 10GbE(SFP+トランシーバー) ロングリーチ(LR)オプティクス
EX-SFP-10GE-LRMSFPトランシーバー 10GbE(SFP+トランシーバー)ロングリーチマルチモード(LRM)オプティクス
EX-SFP-10GE-ERSFP+ 10GBASE-ER 10GbEオプティクスモジュール、1550 nm、40 km伝送用
EX-SFP-10GE-ZRSFP+ 10GBASE-ZR 10GbEオプティクス、1550 nm、シングルモード光ファイバー(SMF)により80 kmの伝送が可能
JNP-SFP-10G-BX10DSMFを介した10G BXオプティクス、1330 nm、最大10 km
JNP-SFP-10G-BX10USMFを介した10G BXオプティクス、1270 nm、最大10 km
EX-SFP-10GE-USRSFP+ 10GbE 超短波長;850 nm;OM1で10 m、OM2で20 m、OM3で100 m マルチモード光ファイバー(MMF)
JNP-QSFP-4X10GE-LRクアッドスモールフォームファクタプラガブルトランシーバプラス(QSFP+トランシーバー)40Gベースの光学系、パラレルシングルモードで最大10kmの伝送が可能(4X10GbE LR 最大10km)
JNP-QSFP-4X10GE-IRQSFPP+ 40GBASE-LR4 パラレルSMFを介して最大1kmの伝送が可能な40ギガビットオプティクス
JNP-QSFP-40GE-IR4QSFPP+ 40GBASE-LR4 SMF上で最大1kmの伝送が可能な40ギガビットオプティクス
QFX-QSFP-40G-SR4QSFP+ 40GBASE-SR4 40 ギガビット光インターフェイス、850 nm、最大 150 m 伝送(MMF)
JNP-QSFP-40G-LR4QSFPP+ 40GBASE-LR4 SMFを介して最大10kmの伝送が可能な40ギガビットオプティクス
QFX-QSFP-40G-ESR4QSFPP+ 40GBASE-eSR4 40ギガビットオプティクス、850nm、MMFで最大300mの伝送が可能
JNP-QSFP-40GE-ER4QSFPPP+ 40GBASE-ER4 40ギガビットオプティクス、1310nm、SMFを介して最大40kmの伝送が可能
JNP-QSFP-40G-LX4QSFPPP+ 40GBASE-LX4 二重化されたMMF上のOM4で最大150mの伝送が可能な40ギガビットオプティクス
JNP-QSFP-100G-LR4QSFP28 100GBASE-L4オプティクス シリアルSMFで最大10kmの伝送が可能
JNP-QSFP-100G-SR4QSFP28 100GBase-SR4 光インターフェイス、最大 100 m 伝送(パラレル MMF)
JNP-QSFP-100G-CWDMQSFP28 100GBASE-CWDM4 optics for up to 2 km transmission over serial SMF
JNP-QSFP-100G-PSM4QSFP28 100GBASE-PSM4 光インターフェイス、最大 2 km 伝送(パラレル SMF)
EX-SFP-10GE-DAC-3MSFP+ 10GbE ダイレクト アタッチ銅線ケーブル(twinax 銅線ケーブル)、3 m
EX-SFP-10GE-DAC-1MSFP+ 10GbE ダイレクト アタッチ銅線ケーブル(twinax 銅線ケーブル)、1 m
EX-SFP-10GE-DAC-5MSFP+ 10GbE ダイレクトアタッチカッパー(2軸銅ケーブル) 5 m
QFX-QSFP-DAC-1MQSFP+ケーブルAssy、1m、30AWG、パッシブ、プログラム可能なID
JNP-QSFP-DAC-2MQSFP+ 40GBASE 直付け銅線ケーブル 2m
QFX-QSFP-DAC-3MQSFP+ケーブルアセンブリ、3m、30AWG、パッシブ、プログラム可能なID
JNP-QSFP-DAC-5MQSFP+ 40GBase 直付け銅ケーブル 5m、パッシブ
EX-QSFP-40GE-DAC-50CMQSFP+ 40GbE 直付け銅ケーブル(二軸銅ケーブル)で50cmの伝送が可能
JNP-100G-DAC-1MQSFP28 から QSFP28 へのイーサネット ダイレクト アタッチ銅線ケーブル(twinax 銅線ケーブル)1 m
JNP-100G-DAC-3MQSFP28からQSFP28へのイーサネット 直付け銅ケーブル(2軸銅ケーブル)3m、アクティブ
QFX-QSFP-DACBO-1MQSFP+ から SFP+ への 10 GbE ダイレクト アタッチ ブレークアウト銅線ケーブル(twinax 銅線ケーブル)、1 m
QFX-QSFP-DACBO-3MQSFP+ から SFP+ への 10 GbE ダイレクト アタッチ ブレークアウト銅線ケーブル(twinax 銅線ケーブル)、3 m
JNP-QSFP-DACBO-10MQSFP+ から SFP+ への 10GbE 直付けブレークアウト銅ケーブル(二軸銅ケーブル)10m、アクティブ
QFX-SFP-DAC-1MASFP+ 10GbE 直付け銅ケーブル(アクティブ二軸銅ケーブル) 1 m
QFX-SFP-DAC-3MASFP+ 10GbE 直付け銅ケーブル(アクティブ二軸銅ケーブル)3m
QFX-SFP-DAC-5MASFP+ 10GbE 直付け銅ケーブル(アクティブ二軸銅ケーブル) 5m
QFX-SFP-DAC-7MASFP+ 10GbE 直付け銅ケーブル(アクティブ二軸銅ケーブル)7m
QFX-SFP-DAC-10MASFP+ 10GbE 直付け銅ケーブル(アクティブ二軸銅ケーブル)10m
JNP-QSFP-DAC-5MAQSFP+ 40GBASE 直付け銅ケーブル 5m、アクティブ
JNP-QSFP-DAC-7MAQSFP+ 40GBASE 直付け銅ケーブル7m、アクティブ
JNP-QSFP-DAC-10MAQSFP+ 40GBASE 直付け銅ケーブル 10m、アクティブ
JNP-QSFP-DACBO-5MAQSFP+ から SFP+ 10GbE への直付けブレークアウト銅ケーブル(二軸銅ケーブル)5m、アクティブ
JNP-QSFP-DACBO-7MAQSFP+ から SFP+ への 10GbE 直付けブレークアウト銅ケーブル(二軸銅ケーブル)7m、アクティブ
EX9250ソフトウェアの機能ライセンス
EX9251-AFLEX9251 アドバンスト機能ライセンス
EX9251-MLEX9251シャーシにおいて512,000のFIBおよびARPエントリを有効にするMid-scaleライセンス(シャーシごとに1つ必要)
EX9253-AFLEX9253 アドバンスト機能ライセンス
EX9253-MLEX9253シャーシで512,000のFIBおよびARPエントリを有効にするMid-scaleライセンス(シャーシごとに1つ必要)
EX9253-SFLEX9253-6Q12C-MでMACsecを有効にするためのEX9250用セキュリティ機能ライセンス
EX9250用電源コード
CBL-M-PWR-RA-AUAC 電源コード、オーストラリア (SAA/3/15)、C19、15 A/250 V、2.5 m、右アングル
CBL-M-PWR-RA-CHAC 電源コード、中国(GB 2099.1-1996、角)、C19、16 A/250 V、2.5 m、直角
CBL-M-PWR-RA-EUAC 電源コード、ヨーロッパ(VII)、C19,16 A/250 V、2.5 m、直角
CBL-M-PWR-RA-ITAC 電源コード、イタリア(1/3/16)、C19、16 A/250 V、2.5 m、右アングル
CBL-M-PWR-RA-JPAC 電源コード、日本(NEMA LOCKING)、C19、20 A/250 V、2.5 m、直角
CBL-M-PWR-RA-TWLK-USAC電源コード、米国(NEMA LOCKING)、C19、20 A/250 V、2.5 m、ライトアングル
CBL-M-PWR-RA-UKAC 電源コード、英国(BS89/13)、C19、13 A/250 V、2.5 m、直角
CBL-M-PWR-RA-USAC電源コード、米国/カナダ用(N6/20)、C19、20A/250V、2.5m、ライトアングル
CBL-PWR-C19S-162-JPAC電源コード、日本、NEMA 6-20~C19、16 A/250 V、2.5 m、ストレート
CBL-PWR-C19S-162-JPL電源コード、AC、日本/U.S.、70から80 mmのC19、16 A/250 V、2.5 m、ストレート、ロック式プラグ
CBL-PWR-RA-JP15AC 電源ケーブル:JIS 8303 15 A/125 V 日本仕様長さ 2.5 m、ライトアングル
CBL-PWR-RA-TWLK-US15AC 電源ケーブル:NEMA L5-15P(ツイスト式 ロック)15 A/125 V 米国、カナダ、およびメキシコ仕様長さ 2.5 m、ライト アングル
CBL-PWR-RA-US15AC 電源ケーブル:NEMA 5-15 15 A/12 5 V 長さ2.5m 北米、南米の一部、中米の一部、アフリカの一部、およびアジアの一部向け、ライトアングル
EX9253 フィールド交換可能なユニット
EX9253-LC-BLNKEX9253ラインカードブランクカバーパネル
EX9253-REEX9253ルーティングエンジン
EX9253-CHAS-3RUEX9253シャーシ、3U
JNP-FAN-3RUユニバーサルファントレイ、3U
JNP-PWR1600-ACユニバーサル AC 電源、1600 W、スペア
JNP-PWR1100-DCユニバーサルDC電源、1100 W、スペア
EX9253-RE-BLNKEX9253 REブランクカバーパネル
JNP-MPC2モジュラー型ポートコンセントレータ、6xQSFP+
JNP-MIC112x100GbE/12x40GbE/48x10GbEモジュラーインターフェースカード(MIC)
JNP-MIC1-MACSEC12x100GbE/12x40GbE/48x10GbE MACsec MIC
JNP-CM-3RUエアフィルターを搭載した3Uユニバーサルシャーシケーブルマネージャー
EX9251フィールド交換可能なユニット
JNP-FAN-1RUユニバーサルファントレイ、1U
JNP-PWR650-ACユニバーサル AC 電源、650 W、スペア
JNP-PWR650-DCユニバーサルDC電源、650 W、スペア

ジュニパーネットワークスについて

ジュニパーネットワークスは、ネットワーク運用を大幅に簡素化し、エンドユーザーに優れたエクスペリエンスを提供することを目指しています。業界をリードするインサイト、自動化、セキュリティ、AIを提供する当社のソリューションで、真のビジネス成果をもたらします。つながりを強めれば、人々の絆がより深まり、幸福、持続可能性、平等という世界最大の課題を解決できるとジュニパーは信じています。